第4回は私の昔話ですがお付き合いいただけましたら幸いです。
ポーセラーツとの出会いについては前回のコラム(⇒前回のコラムを読む)でお話させていただいたのですが、ポーセラーツインストラクターになるまではメーカーでOLとしてデザイナーをしておりました。
イメージしたものを形にしたり、提案するのはポーセラーツインストラクターもデザイナーと通ずるものがありますが、まさか自分がデザイナーを経てポーセラーツの講師になるとは思いもしておりませんでした。
幼少期から絵を描くのが好きで何時間でも描いていられる女の子でしたが、賞を取るほどの絵が上手いわけではなくただ工作や絵が好きな子でした。
才能はないけど好きな美術やデザインの道に進みたいと思うようになり進路を考えるようになりました。
漠然と描いていた夢が中学時代、ある先生との出会いでそれが明確な夢へと変わったんです。
美術の先生なのですが面白い方で、というより変わってる?珍しいタイプの先生でした。
授業が始まると美術の内容ではなくずっと映画の話をされるんです。美術らしき授業は最後の10分くらいで慌てて終わらす感じ。
スターウォーズの映画のここがいい、映像のアングルが素晴らしい、ここはダメだ、なんて先生の視点で熱く語っているのをずっと聞く授業。
それが私にはおもしろくって。というのも先生の視点は常識にとらわれることなく、ハッと気づかされるようなものの見方を教えてくれる話で引き込まれるように聞いていました。
記憶に残っている話の1つに先生が「太陽は何色ですか?」と問うとみんな「赤」「黄色」と答えるのに対してそれって正解なのかという先生の問いかけ。
夕日ならオレンジだし、海に写った太陽は白く反射したり、山に写った太陽は緑かもしれない。青や紫になることもあるかもしれないしいろんな色の太陽があっていい。
普通を疑ってみたり、見方を変えることや創造することの楽しさを教えてくれました。
それから美術がおもしろくって高校、大学と美術とデザインを専門にする学校に通いました。
社会に出てデザイナーになってからも新しいことを考えたり企画するのが好きでした。
それはポーセラーツのインストラクターになってからも同じでオリジナル作品やオリジナルレッスンを提案することに繋がっています。
アイデアがひらめいた時の楽しさは今も変わりません。
そんな私の原点から次回はSaraha styleの特徴でもあるオリジナルレッスンの制作秘話についてお話ししたいと思います。
最後までお読みいただきありがとうござます。