渋谷から恵比寿へ教室を移転。
物件の決め手は、「物件を見た瞬間、ここでレッスンしているイメージが沸いた」という直感。
そんな物件に出会えたら、悲しみに打ち拉がれている暇はなくやる気も愛着も沸いてきます!
今度はクールでお洒落な印象の“コンクリート打ちっぱなし”の壁がトレードマークになりました。
第四回目はステップアップについて書かせてただきたいと思います。
そろそろオープンからの年数的に教室のありかたを考える時期。
教室として講師として主催者としてどうしていきたいのか。
オープンしたばかりのとりあえずやりたいことはやってみるというがむしゃらな時期は終わり、これからの仕事スタイルの確立を真面目に考えるようになりました。
小さな教室で年収1000万円以上レベルの教室には共通点があります。
教室の「ウリ」があることです。
「ウリ」は、大きな教室や団体には簡単に真似できないほど強力なものです。
先生それぞれ「個」の強みを前面に押し出すことで、急速に人に入っていただける教室に変えることができるのは、1人教室ならでは。
私の教室ではポーセラーツインストラクターの育成、そして起業支援です。
人の出入りがあって風通しが良いことはとても大切なこと。
技術面でも資金面でもどんどん内部改革していけます。
私自身、地方にいた頃東京に通ってポーセラーツの資格取得をしていたので、遠方からも通っていただきやすい教室作りを目指しました。
メリットが無ければ、遠方からは来ていただけません。
正しい技術が提供出来ることはもちろん、連続レッスンが受けられること、ここでしか習えない内容があること、開業までしっかりサポート出来る教室であること、など東京まで通いたいくらいの距離を超えた魅力ある教室であること。
オープン当初は準備万端、さあ!お花やあれこれ取得したお稽古の資格を生かしましょう と何でも出来るデパート的な位置を目指してやってはみたものの、需要がはるかに他を上回るポーセラーツに特化した教室へと次第に変化していきました。
OLや専業主婦だった女性がTO BE BEIGEでの資格取得をきっかけに起業し、活き活きと働いている姿を見ると心からやりがいを感じます。
そして、起業支援は開校講座等受講しやすいメニューを設けたことにより、教室の垣根を越えて問い合わせをいただくようになりました。
“モノマネ”でキープできるほど、教室業の世界は甘くありません。
キープするためには、「独特の頭脳」が必要なのだということ。
ハウツーではなく、ハウツーを生み出すもととなる頭脳が必要といつもお話ししています。
私が普通のOLから起業し、難関も乗り越えながらやってこれたのはそこに気付いたからだと思っています。
新しいことをやってみたり、いろんなことをやるのもひとつです。
多くの人が素敵と思うような見本制作、素敵に見せる写真テクニック、技法の上手な取入れ方、その他教室業以外にも、長く愛され続けるためにいつまでも立ち止まることはありません。
次回も教室開業秘話にお付き合いただけたらと思います。
お読みいただきありがとうございました。