皆さん、こんにちは。
名古屋ポーセラーツサロンLe lienです。
第7回のテーマは「私を変えた1冊」
今回のテーマをいただいた時に真っ先に浮かんだ本をご紹介します。
「私を変えた…」というテーマからは少しズレますが、ずっと大切にしている絵本です。
現在19歳の長男が2~3歳の頃、毎日のように一緒に過ごしていたママグループの友達の一人から「すごくいいから読んでみて」と紹介された絵本です。
ご存知の方もいると思います。
アメリカのベストセラー絵本、ロバート・マンチ作の「ラヴ・ユー・フォーエバー」。
ちょっとだけ中身をご紹介します。
お母さんは生まれたばかりの赤ちゃんを抱っこして歌います。
「アイ・ラブ・ユー あなたはずっとわたしのあかちゃん」
赤ちゃんはやがて2歳になり、9歳になり、ティーンエイジャーと、どんどん大きくなっても、夜になるとお母さんはぐっすり眠った子どもを抱っこしながら歌うのです。
初めてこの本を読んだ時は母親になって2年くらいの新米ママ時代、初めての子育てに奮闘していた頃でした。
我が家の子供もこの絵本の子と同じ男の子です。
その頃2歳だった息子は、今思うと絵本の子供ほど大変な子ではなかったけれど、当時はこのお母さんのように手のかかる息子に辟易しては、時に涙し、夜になると寝顔を見つめながらホッとした気持ちで1日が終わるという毎日でした。
そんな頃読んだこの本に「うんうん、わかる」と頷きながらも、涙があふれてきたことを思い出します。
17年前に買ったこの本は大切に本棚にしまってあります。このコラムを書くにあたって数年ぶりに読み返してみました。
あの頃の気持ちとはちょっと違う感情でした。
当時2歳だった息子は現在19歳です。新米ママだった私はベテランママですか…。
当時は進行形だった子育てが今は過去形のものになって思い出として懐かしい感情でした。
そして、離れて暮らす長男の事が頭に浮かびました。
身体はもうずっと前に私より大きくなって、すっかり大人なのですが、でもやっぱり親にとってはいつまでも子供なのですね。
絵本のお母さんと同じです。当たり前なのですが…。
最後の部分は是非読んで感じてほしいのでここでは書きませんが、私は涙が出てきました。
お母さんの愛情の深さと、繋がり、絆が伝わる本です。
当教室にもたくさんのお母さんが在籍されています。プレママ、新米ママ、ベテランママ。
どんなお母さんにとっても、いくつになっても子供は生まれたての赤ちゃんのように大切で愛おしい存在。
是非すべてのお母さんに読んでほしい絵本です。
優しい気持ちになれる素敵な絵本です。