福岡LunaPiena(ルナピエナ)のMOCHA(もか)と申します。
第4回目は私なりのちょっとしたコツをご紹介したいと思います。
つたない文章ですが最後までお付き合いいただけると嬉しいです。
見切れたパーツでこなれ感を
チンツと呼ばれる総柄の転写紙。
平面にベタ貼りデザインで使う時には、とっても便利。でも総柄ゆえに端の柄は切れてしまっているので この部分だけ残ってしまったりすることも……
私は作品を作る時にメインのパーツを決めると、次にちょっと切れてしまっている端のパーツをどこかで使えないか?と考えながら使っています。
デザイン的にもパーツ全体のみがきっちり入っている物よりも、ちょっと見切れたパーツも入っている方が こなれたイメージになると思います。
お気に入りの転写紙を余すことなく使いたいという、もったいない精神からなのですが 意外に素敵に完成したりするので良く活用しています。
型紙を活用!
もう一つよく使うのが型紙です。
丸紋などの正円の場合は地になる転写紙をベタ貼りしてから、丸紋のサイズに合わせてコンパスカッターで穴をあけて地の転写紙をはがしてから丸紋をはめ込みます。
オーバルフレームやガーランドなどの場合はクリアファイルを使って型やラインを写し取り、型紙を作ります。そして転写紙を貼ってから型紙を当てて、ラインを写し取りカットしています。貼る前にカットしても良いのですが貼ってからの方が 薄い転写紙のみを切れば良いので、力も要らず綺麗にカットできるような気がします。
カットして不要な部分を外したらオーバルのフレームやガーランドを上から重ねるようにすると隙間ができずに綺麗な仕上がりに……金を含む転写紙は一度に重ね貼りできませんので一度、焼成してもらってから重ねてくださいね。
写真のティースプーンの様な、途中から色や柄が変わるデザインも型紙で綺麗にカットできます。ラインつなぎの応用でカットする部分を少し重ねて貼り、型紙のラインを写し2枚一緒にカットします。重なった不要な部分を外せば、切り口が全く同じなのでこちらもピッタリ綺麗に繋がります。白磁の形によっては1枚ずつ個別にカットした方がいい場合もあるのでケースバイケースで試してみてくださいね。
さて、全4回に渡りコラムを書かせていただきましたが、早いもので今回が最終回です。少しでも作品作りのヒントになったり、そうなんだ~と思っていただけたら嬉しいです。
それでは皆様のポーセラーツライフが益々Happyを運んでくれることを願って……
最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。