今年で、サロン開業7年目を迎えるポーセラーツサロン『Perure』。月に200人の生徒が通う超人気の有名サロンに急成長し、これからも女子力アップに繋がるお稽古サロンとして、邁進されています。
連載第2回目では、体験レッスンの「⑤転写紙を水に浸す。」の続きをお送りいたします。
【体験レッスン・全面貼り】
⑥転写紙を張る。
水に浸した転写紙は、台紙からするりと剥がれます。まずは、蓋から転写紙を張っていきます。中央から丁寧に水を外へと押し出しティッシュで拭取ります。水分を取り除くことができたら、また同様に、間にまだ残っている空気も抜いていきます。細かいところや、空気の取り除きにくい箇所はワイプアウトツールを用いて丁寧に行います。転写紙が動かなくなれば水抜きが終了です。作業製作中は、思わず無言になり、時間すらも忘れてしまうくらい製作に集中ができました。
真っ白な白磁が素敵な衣装を身にまとうような感覚でした!ただ、選んだ小物入れの白磁がカーブしていたために、蓋のサイドがなかなか思うように貼れず苦戦してしまいました。
「この小物入れはカーブしていて、少し難しいのでお手伝いいたしますね!こうやって手のひらで、包んで少し温めれば転写紙の着きがよくなるんですよ。」と浮田先生。
浮田先生に実際に作業していただくと、魔法がかかったように転写紙がぴたりと動かなくなりました。「浮田先生の手は、魔法の手ですね!!驚きました!」
次に、側面も張り終え、余分な転写紙をカットします。
小物入れの内側にロゴを入れさせていただきました。ポセナビ編集長ポセ子「Poceko」のネームをいれます。
浮田先生作のポーセラーツ作品で転写紙のロゴを水に浸しました。浮田先生の愛犬だそうです。毛の一本一本まで丁寧に描かれた躍動感のある、愛らしい表情。後にお話をお伺いすると、大切な思い出の作品の1つだそうです。
⑦焼成。
よく乾燥させて、800℃の窯で焼いていきます。
⑧完成。
オンリーワンの可愛らしいポセ子小物入れの完成です。焼成前に、「完成した作品にチャームを着けても可愛く仕上がりますよ!」とご提案頂き、上品なパステルカラーの小物入れにそっと蝶が休憩しているようなイメージで蝶を選びました。
ポセナビのオリジナル「Poceko」の小物入れが完成です。可愛らしいこの小物入れは、ポセナビ編集長ポセ子にプレゼントいたします。
『Perure』では、焼成後作品を来店でお渡し、またはご郵送でお渡ししています。ですが、ご郵送ですと、丁寧に配送準備をしていただいても、配送中に破損してしまう事故もあります。
生徒様が何回も何回もレッスンに通って製作された思いの詰まったオンリーワンの作品が配送事故によって壊れてしまったご経験があるそうで、浮田先生はそのお話をしてくださいました。
「お重など大作を作りあげるのに、何度もサロンに通ってくださる生徒様のレッスン中での嬉しそうな表情、頑張っている姿を知っているからこそ、完成品を綺麗な状態でお持ち帰りいただきたいです。作品はもちろん、サロンに通って費やしてくださったお時間を思うと心が痛みます。どの配送業者さんにお願いしてもリスクはあるので、出来る限り直接の手渡しで作品はお渡ししたいとは思っています。」と浮田先生。
制作中の思いや時間など全てが、オンリーワンのポーセラーツの思い出になるんですね。ポーセラーツとレッスンを楽しむたくさんの生徒様への大きな愛情を感じる言葉でした。
次回更新は、2月13日(月)です。お楽しみにお待ち下さい。