転写紙の一番の魅力はなんと言っても、絵に自信がない方でもクオリティーの高い作品を簡単に作成できるということではないでしょうか。
私は初めて作品を作った瞬間、まるで魔法にかかったような……その完成度の高さに、あっという間に魅了されてしまい、すぐにポーセラーツの勉強を始めました。
夢広がる転写紙
女の子が大好きなシール。幼き頃、集めたりして遊んでいた方も多いのではないでしょうか。
まさにあの感覚で使えるのが、転写紙です。
そんな夢広がる転写紙ですが、今ではたくさんの柄や種類が出ています。
初めての方は特に、何をどう組み合わせていけばよいのか悩まれることも多いですね。
私のお教室でも、体験レッスンにお越しになってくださる方々に
「お好きな柄の転写紙を選んで、自由に作ってくださいね。」
と言っても、皆さんワクワクしながらも結局、中々デザインが決まらないことが多いです。
もちろんそんな時は、お洋服の感じやお持ちになっている物を参考に、お好きな感じをさりげなくアドバイスをさせていただき、イメージをご一緒に決めていきますが……その後が大変です。
イメージを形に!オススメ本のご紹介
イメージを形にすることって、かなり難しいですよね。
そんな時、参考にしているのがデザイン関係の本です。
いろんなタイプの物が出ていますが、最近の私のお気に入りは……
SBクリエイティブから発行されている桜井輝子さんの書かれた「配色アイデア手帳」という本です。
私の場合、転写紙を組み合わせていくには、まずはテーマを決め、その後はストーリー性を持たせながら柄を選んでいきます。
この本は、テーマに沿ってデザインやパターン、そしてイラストまで提案をしてくれていますので柄取りの時に大変役に立っています。
初心者の方はもちろんですが、先生レベルの方でも、自分の得意とする世界感とは別のテイストの生徒様へのアドバイスの時や、プレゼントなどで制作の依頼が入った場合などに参考になるかと思います。
デザインのまとめ方
だいたいのイメージが決まったら、実際に転写紙をカットして、白磁の上で転写紙と遊びながら配置を決めて並べていく作業になることが多いと思います。この時、まずは大きめの柄や視線がもっとも集まる見せ場・フォーカスポイントを中心に配置をしていくと、デザインがまとまりやすくなるかと思います。
ここまでくるとイメージしていた物がハッキリと見えてきて、作品も十分に素敵になってきて、ワクワク感がさらに高まりますね。
もしこの時、もう少し何かプラスしたい、少し寂しいかも……と感じた場合にオススメな転写紙が「ボーダー転写紙」です。
プラスアルファにオススメのボーダー転写紙
ボーダー転写紙は、柄転写紙と同じデザインの物もありますし、どんなデザインにも合わせやすいベーシックな物もありますので、ちょい足ししたい時にはぜひ候補の一つにしていただき、自分らしさをプラスしてみてくださいね。
ボーダー柄ですが、もし丸いプレートに貼りたいと思った時でも、太さ1㎝ぐらいまででしたらコツさえ掴めば、分解せずに貼っていくことができますよ♪諦めずに挑戦してみてください。
思いどおりに貼れた時の生徒様のお顔は、達成感いっぱいの笑顔で、そばで見守っていた私までもが嬉しくなってしまいます。
次回は、白磁だけではない……ポーセラーツのもう一つのお楽しみ☆
キラキラの世界にご案内させて頂きますね。