はじめまして。横浜YSABEL(イザベル)です。
毎回コラムに登場する(というか、ポーセラーツの先生達すべてが)キラキラとした華麗なる経歴をお持ちになり、リア充全開で活動されている中、私のような地味な人間がこのような場にお声がけいただけるなんて、本当に恐縮・・・とともに、とても光栄に思いました^^
ですから、今回いただきましたこの6回のコラムの中では、せめて読んでくださる皆様に誠実に、等身大の自分を包み隠さずさらけ出していこう、そう心に決めています。
生々しいお話も、誤解を恐れずどんどん書いてしまいますが、少しでも共感していただけることがあればとても幸せに思います。
どうぞ暇つぶし程度にお読み流しくださいませ^^
さて。
早速ですが表題の件w
「好きなことを仕事に」したいという気持ちは、誰でも少なからず夢見ることだと思います。
もちろん、私も。
しかしながら、独身、三十路、OL、庶民←
モデルでもCAでもセレブでもお嬢様でもない私が「すきなことだけ」して生きていくには、この世の中はあまりにもリスクが高過ぎました。(切実w)
でも、「起業したい」という思いはずっと持っていて。
新卒すぐに、イメージだけで入社した広告代理店は半年で辞め(←最低w)、全日制のトリマーの専門学校に2年間通いました。
トリマーを選んだ理由は「犬が好きだから」
資格がなくてもトリマーとして働くことは出来ます。
しかし将来を考えて、やはりきちんとした技術を身に着けたいと考え、ジャパンケネルクラブ(JKC)という、国内最大の国際的愛犬団体が発行する犬のトリミング資格や、ICCキャットグルーマー、飼養管理士、訓練士補などの資格を一通り取得しました。
学校に通いながらペットサロンで見習いとして働いて。
卒業後も3件のアルバイトを週6日入れて(月・水はペットショップで10時間勤務/火・金・土はプラッキングという特殊技術に特化したトリミングサロンで12時間勤務/日曜日は塾のチューターとして8時間勤務)、オフの木曜日はプードルカットの上手な先生のところにアシスタントとしてお手伝い(つまり無給)に行きました。
とにかく犬が好きなので、それは全然苦ではありませんでした。
・・・が、これだけ働いても月給手取りでまさかの13万円程度。(社保等各種保険一切なし)
国が定める最低賃金などという存在フル無視した丁稚奉公さながらの労働環境。
(トリマーのお給料だけだと10万円以下)
お手伝いに行った先の町のペットショップの正社員は、13年勤務して総支給10万円程度下という現実(涙)
当時は実家暮らしでしたが、いくら実家暮らしとはいえ、納税するだけでやっとの生活。
こんなじゃ100年経っても開業資金を貯めることはできません。
この時ほど、「生きてるだけでお金ってかかるんだ。。」と実感したことはありませんでした(笑)