並べるだけで食卓をスタイリッシュに決めることができる小さめサイズのスクエアプレート。体験レッスンのラインナップには常連といってもいいほど入っていて、どのサロンでも人気のアイテムですよね。
今回は、初心者から上級者まで幅広いポーセラーツ愛好家から人気を集める「スクエアプレート」の魅力に迫ってみたいと思います。
スクエアプレートの良さってどんなところ?
使い勝手がとても良く、活躍の幅が広いのはもちろん、どんなデザインでもぴったりと合ってしまう万能アイテム「スクエアプレート」
スクエアプレートのいいところって具体的にどういった点なのでしょうか?
スクエアプレートは食卓に並べるだけでおしゃれ♪
スクエアプレートは、きっちりとしたフォルムから、それだけでモダン、スタイリッシュな印象を与えることができます。食卓に並べると、なんだかおしゃれな雰囲気に!
スクエアプレートは幅広い用途で使える!
デザートやケーキ用、取り皿としては重宝するのはもちろん、小さなお皿だからちょい置き用にもぴったり。また、食事の残り物を入れたり、おみそ汁の味見など、とても使えるアイテムなのです。
食器としてだけではなく、コースターとして使ったり、アクセサリーなどの小物置きとして使用されたり、キャッシュトレーとして使用されているお店もありますので、あなたに合った使い方を見つけてみてはいかがでしょう♪
スクエアプレートの種類
スクエアプレートとひとくちにいっても、その形状はさまざま。
こちらがサロンでよく使われているスクエアプレート。
リムの部分が緩やかなカーブになっている形状で、平面が多いのが特徴的です。
こちらのプレートは、リムの部分を広く取っていますので、よりデザインしがいのある遊びのきく形状となっています。
他にはリム部分がフリルになっているものや、アシンメトリーなリブになっているモダンなタイプ、リムのないフラットなタイプ、中央が丸くくぼんでいるもの、ガラス素材のものなど、数多くのスクエア型のプレートが展開されています。
スクエアプレートのデザイン
小さなスクエアプレートですが、実は、どんなデザインにも合うマルチなアイテムなのです。
そう考えると、白くて四角い形はまるでキャンバスのようですね♪
ぜひ素敵なザインを見つけて、お気に入りのスクエアプレートを作ってみてはいかがでしょう。
転写紙を切って好きな所にデザイニング
ポーセラーツの基礎の基礎、転写紙を切って貼るデザインは、初心者の方からできるポーセラーツのテクニックですよね。
この貼るという作業ですが、やりやすい白磁とやりにくい白磁があるのをご存知でしょうか。
やりやすい白磁とは、曲がった部分や凹凸などがない平たい白磁。
そう、まさにスクエアプレートは転写紙がとても貼りやすい白磁なのです。
だから、多くのサロンの体験レッスンに組み込まれているのですね。
こちらの作品は鮮やかな薔薇が映えるスクエアプレート。中央のイニシャルもエレガントで素敵ですよね。
単純に転写紙を切って貼っているだけのようにも思えますが、右と左の作品は似ているようでちょっと違うと思いませんか?
こちらの作品、実は左右が同じデザインにならないように、分解構成に気をつけてデザインされたそうなのです。よく見ると、葉の生え方や鳥、蝶の位置も違いますよね。
転写紙を切って貼る、という基本的なテクニックでも、工夫を加えることでさらにデザイン性の高い作品に仕上がっていくのですね。
こちらも転写紙の切り貼りで作られた作品ですが、また印象が違いますよね。
転写紙をライン状に張り付けることでよりスタイリッシュなデザインに仕上げられています。
金彩もプラスして、豪華さもアップ。
アクセサリー置きとしても使えそうな、ラグジュアリーさも出ていますね。
柄転写紙と単色転写紙の組み合わせ
柄転写紙と単色転写紙の組み合わせも、ポーセラーツを始めたばかりの方に人気のデザインです。
柄転写紙だけでも素敵な仕上がりになるのですが、単色転写紙を加えることで全体をぐっと引きしめた印象に仕上げることができるのです。簡単にクオリティを上げることができるテクニックとして多くの方が使っていらっしゃいます。
総柄転写紙に単色転写紙をプラスしたスクエアプレートです。
柄転写紙よりも強めの色を持ってくることで、引き締まった印象を与えています。
花柄と単色転写紙のコラボ作品。
お花の色と同色系の単色転写紙を選んだことで、統一感のある仕上がりになっていますよね。
柄転写紙の中にあるお色の単色転写紙を使うと、まとまりのある出来上がりになります。
全面貼りにチャレンジ♪
お気に入りの転写紙そのものを楽しめる全面貼り。難しいと思われ、苦手意識をお持ちの方も多いテクニックですが、全面張りにチャレンジするのに、スクエアプレートはぴったりなのです!
スクエアプレートは小さく、さらに平面!
こんなに全面貼りに合った白磁はない!といっても過言ではないアイテムです。
ぜひ全面貼りのスタートにスクエアプレートを選んでみてはいかがでしょう。
出来上がった時の満足感が違いますよ♪
こちらは、ファンタスティックで可愛いらしい転写紙を生かしたキュートな作品。転写紙の世界観をそのまま楽しむことができますね♪
人気ブランド風スクエアプレート
人気のブランドを自分流にアレンジした作品も大人気!
特に人気の3つのブランド風スクエアプレートをご紹介いたします♪
ラデュレ風ファンシープレート
マカロンで有名なラデュレ風のデザインはポーセラーツ界で大人気。ラデュレカフェで提供されているようなパステル調のテーブルウェアを自分スタイルにアレンジして楽しまれている方がたくさんいらっしゃいます。
こちらは、ふんわりとした色彩のスクエアプレート。見ているだけでほんわか気分にさせてくれそうです。
ケーキ皿に使えば、ゆったりとした時間が流れる穏やかなティータイムになりそうですね♪
ティファニー風リボンプレート
ティファニー風のアレンジも人気の高いアイテムです。
まるでティファニーのボックスのようなおしゃれなプレート。こんなプレートで朝食をいただいたら、素敵な一日を始めることができそうです♪
ローラアシュレイ風デザイン
こちらはローラアシュレイ風デザインのスクエアプレート。
惜しまれつつも日本から撤退してしまったローアシュレイレイですが、ポーセラーツの先生方にはファンも多く、そのモチーフがさまざまなアイテムに取り入れられています。
小花とリボンでデザインされた洗練されたかわいらしいさが特徴的な作品です。淡い色彩の単色転写紙で全体を引き締め、まとまりのある作品に仕上げられています。
定番的な人気!イスラム模様のデザイン
イスラムの叡智から生まれたデザイン「イスラム模様」は、ポーセラーツの世界でも人気の高いデザインです。
ダマスク柄のガラスプレート
ダマスク織りという織物がモチーフとなっているのがこのダマスク柄。花や植物などがつながっていく、大胆なデザインが特徴的で、ヨーロッパのインテリアではソファやカーテン、壁紙の柄などに使われ、欠かせない存在として愛されてきました。
ポーセラーツでは、このダマスク柄の転写紙を貼るだけでトラッドでラグジュアリーな雰囲気の作品になると人気が高いデザインです。
ガラススクエアプレートにダマスク柄の転写紙を全面貼りしたシックで大人っぽい作品。ダマスク柄って、ただ豪華なだけでなく品格がありますよね。
柄が入っていない部分はガラスが透けていますので、使う時間帯によって受ける印象も変化します。こんな風にキャンドルの元で使えば光の反射も美しく、いいムードになりそうです。
盛りつけられているガトーショコラとの相性もばっちりですね♪
こちらも全面貼りの作品ですが、元の転写紙のカラーが淡い色彩ですので、同じ全面貼りでもかなり印象が変わります。
壁紙のようなさりげない感じですが、ダマスク柄が浮いているように見えとても高級感のある仕上がりになっています。
枚数があっても主張しない、それでいてラグジュアリーさも感じさせられる作品です。お料理の邪魔をせず、パーティーなどのピッタリの逸品ですね。
かわいいのにスタイリッシュ♪モロッカン柄
モロッコ建築のゼリージュから生まれた幾何学模様のモロッカン柄。
ランタンが繋がったようなキュートでモダンなデザインが人気を呼び、インテリア用品やファブリックなど、さまざまなアイテムに使用されています。
ポーセラーツでも様々なモロッカン柄の転写紙が発売され、人気は上がる一方。
ひと貼りで洗練されたオリエントな魅力を感じる作品を作り上げることができるのです。
こちらは、おもてなしにぴったりなモロッカン柄のスクエアプレート。
モノトーンのデザインですが、2色のみの色使いがプレートとデザインの両方を引き立てています。モダンでパッと目を引く作品ですよね。
お食事の取り皿にも、デザート皿としても幅広い用途で使えそうなデザインです。
エレガントなアラベスク模様で、アフタヌーンティをもっと優雅に
絡み合ったつた模様が印象的な「アラベスク模様」
もともとはイスラム王宮の壁面装飾として産声を上げたデザインです。洋の東西を問わず、幅広い地域に伝わり、その地域で独自の進化を遂げている珍しいデザインでもあります。
日本の場合、唐草模様がそれに当たるのですが、ご先祖様と言われるとうなずけますよね。
ポーセラーツで人気なのは、ヨーロッパに伝わり発展した「アラベスク柄」
ヨーロッパ宮廷のサロン文化華やかなりし時代に人気を集め、宮殿のインテリアや、庭園建築などあらゆる所に使用されていました。
つた模様のなめらかな曲線から、優美でエレガントな印象を与え、瀟洒な作品を作り上げるのにぴったりのデザインです。
アラベスク柄とストライプを組み合わせてデザインされたスクエアプレート。
プレートの3分の2にアラベスクを配し、ストライプを加えて全体をまとめあげています。
アラベスク柄とストライプの相性はとてもよいので、デザインの1つとして覚えておくと便利ですよ。どちらの柄も同じ色味を使うことで統一感を出すことができます。
雅な伝統の世界をデザインしたいなら和柄で決まり♪
ポーセラーツの定番のひとつ和柄。
白磁と言えば、洋風なイメージが頭に浮かびますが、和柄もポーセラーツにぴったりなデザインなのです。
四季折々のモチーフを使った転写紙がたくさん販売されていますので、季節や行事にあったプレートを作り上げることができます。色彩絵巻のような転写紙で、春には桜を、夏にはあじさいを、秋には紅葉を、冬は椿をと、1年を通して日本の風情を楽しむこともできますよ。
桜がはんなりと美しいプレートです。
背景には薄紅色の雲がたなびいているのが見える絵画のような作品です。
和菓子にも桜が乗っていて、統一感のあるひと皿となっています。
季節を楽しむことができるのもポーセラーツの醍醐味のひとつですよね。
こちらはガラスプレートに毬の転写紙をあしらった華やかな逸品。
和菓子とプレートの一体感が素晴らしい、アートのようなティータイムです。
小さなプレートの中にポーセラーツの真髄を見出す
ポーセラーツ上級者の方は、ポーセラーツの様々なテクニック使いプレートの中に小さな世界を表現されています。
金彩とホワイトマットスクラッチ×パールラスターにて作成されたこちらの作品。
ただの金ではなく、くすんだ金に加工するテクニックはもはや匠の技。ポイントを押さえてレッスンすることで、さまざまな技術を組み合わせた作品が作れるようになります。
こちらはインストラクターコースの課題でもある18cmスクエアプレート。
上絵具のステンシル、スクラッチ技法、ペンワークを使って作成されています。
リボンの部分にはスクラッチ技法 ステッチリボンにアレンジしておめかしされています。
黒のペンワークでコメントもプラスすれば、メッセージ性の高い作品に♪
特殊技法で作られたジグソーパズルのプレート。
こちらの作品は、単色転写紙のカットテクニックで作成されています。転がったピースから動きを感じる楽しい作品です。
このように、スクエアプレートはデザイン性が高いとても使える便利なアイテムなのです♪
さらに、ポーセラーツ初心者さんから上級者の方まで、どんな方でも取り組むことができるのも嬉しいですよね。
ぜひ、あなたの好き!を小さなプレートの中に詰め込んでみてはいかがでしょう♪