絵心不要?ゼンタングルを使って新たなポーセラーツ作品に挑戦!


「最近なんだか少し疲れているな……」こんな風に感じられる方が増えてくる時期となりました。雨の季節は天気の影響で憂鬱になりやすいですよね。
そんな時、ポーセラーツに没頭することが癒しになる方も多くいらっしゃることでしょう。集中して作業することは人間の心を落ち着かせてくれるものです。

今回は、取り組むことでリフレッシュ効果が期待できるアート「ゼンタングル」をご紹介します!
このアート、とにかくとっても格好いいのです。そのクールな見た目は、「癒し」とはかけ離れているようにも思えるほど……いったいどういうことでしょう?

是非、最後までご覧ください♪

ゼンタングルとは

 zentangle

ゼンタングルとは、パターンを繰り返し描いてひとつの作品を描くアート技法のことです。
その名は、「Zen(禅)」と「Tangle(絡まる)」を組み合わせた造語。無心で繰り返し描くことにより瞑想状態となり、雑念が消え、リラックス効果を得られるともいわれています。

ペン1本で始められる気軽さから、近年人気を集めているアートです。皆さんも、どこかで一度は目にしたことがあるのではないでしょうか?複雑な模様が織り成す絵柄は、SNS映えもバッチリですよね♪

一見すると複雑で高い技術が求められるように見えますが、模様を連ねていくだけなので、実は絵心がない方でも取り組みやすいアートでもあります。意外ではありませんか?

また、座禅を代表とした「禅」は、「Zen」として海外にも浸透している言葉なのです。ゼンタングルは絵ですが、気持ちを落ち着かせる効果があるという点は、写経に近いかもしれませんね。

ゼンタングルの描き方

mannen

ゼンタングルには、決まった描き方がありません。正解も間違いもなし。思いついた形・パターンを、並べて描き続けていくだけ!並べた結果、何かに見えるように描かなければならないといったこともありません。

気の向くまま、自分の発想に正直に、ありのまま描いていくことがポイント♪このことが、癒しの効果を得ることにつながっていきます。
ひたすら同じ模様を繰り返し描いていくことそのものが、ゼンタングルなのです。

ゼンタングルをポーセラーツに応用しよう

ゼンタングルをポーセラーツに取り入れている人は、実はまだほとんどいません。今から始めれば、先駆けになれること間違いなしです!

1210569

作品の絵柄をすべてゼンタングルで仕上げようとすると、最初はハードルが高いですよね。
そこで、アルファベットや数字に応用するところから取り入れてみてはいかがでしょうか。部分的に取り入れるだけでも、作品をぐっと引き締めてくれます。

zentangle-neko

慣れてきたら、このように作品のメインとなる絵柄にも挑戦したいですね♪

ポーセラーツでは何を使って描けばいいの?

一般的にペンワークでは丸ペンやゴールドペンを使いますが、ゼンタングル自体を描くことに慣れてくるまでは、正直難しく感じてしまうかもしれません。ですので、最初はセラミックマーカーを使うとよいでしょう。

marker_black
セラミック・マーカー(ブラック)

線自体は丸ペンやゴールドペンで描くのに比べ太めになりますが、紙に描くのに近い感覚で描けるので、まずはセラミックマーカーがおすすめ。大きめの絵柄から挑戦してみましょう。

marupenpen
丸ペン

慣れてきたら、より細い線が描けるペンを使ってみましょう。繊細な作品に仕上がりますよ!

goldpen
ゴールドペン

また、マグカップのような曲面にバランスよく模様を描くのは難易度が高め。最初はプレートやトレイなどの、平面が多い白磁からスタートするのがベターです。

まずは本を使って練習!ゼンタングルおすすめ書籍

ここまでゼンタングルの描き方やポーセラーツへの応用についてお伝えしてきましたが、「やっぱり難しそう……」「どこから描き始めたらよいのかわからない……」など、不安に感じていらっしゃる方が多いのではないでしょうか。
そんな時は、まず本を利用して初めてみましょう!

これからゼンタングルを始めたい方におすすめの書籍をご紹介します♪

1.ペン1本で心が落ち着くゼンタングル描き込みBOOK


ペン1本で心が落ち着くゼンタングル描き込みBOOK (日本語) 単行本(ソフトカバー)

こちらの本には、ゼンタングルの基本的なステップやポイントがわかりやすく記載されています!
「こうしなければいけない」という描き方のルールはありませんが、基本的な流れを押さえておくと応用がしやすいですよね。

それぞれの絵柄に図解があり、手順ごとに色分けされています。順番に追っていくだけで、いつの間にかスラスラと描けるようになれちゃいますよ♪
「丸は最初と最後をきちんとつなげることが大切」など、綺麗に見せるためのポイントをていねいに解説してくれているのが嬉しいところ。

後半になると、前半で慣れたパターンを使って象や花などモチーフを描く課題も出てきます。1冊の中でステップアップしていくことが可能です。

2.はじめてのゼンタングル


はじめてのゼンタングル (日本語) 単行本(ソフトカバー)

こちらも本のタイトル通り、初めての方におすすめの1冊です。
この本には、なんと100種類以上ものパターンの描き方と応用方法が掲載されています!基礎を網羅するのに最適な1冊です。
「ゼンタングルの辞書」として、描き慣れた後も活躍してくれるでしょう。1冊持っておいて間違いありません!

正解のないアートですので、好きな模様を並べて描けば、それだけでゼンタングルであることには違いありません。ペンと紙があればOK!気負いせず、気軽にやってみてください♪