ポーセラーツに出会う前の私は紅茶好きが高じてテーブルウェアの世界にも魅了されておりました。
毎年東京ドームで開催されておりますテーブルウェアの祭典『テーブルウェアフェスティバル』へ行った際、大倉陶園の絵付けスクールのコーナーに憧れを抱きました。自分で食器を彩れるなんて!難しそうだけど憧れる・・・パンフレットを頂いて帰り、詳しく調べているうちにポーセラーツというものを知りました。
絵付けと違い絵心に関係なくどなたでも簡単に 食器に自分の世界を表現できる。
シール感覚で使える転写紙???
そして何よりも、インターネット上には絵付け作品よりもポーセラーツ作品の方が好きなテイストがたくさん載っており、一夜のうちにとことん魅了されてしまいました。
絵付けはいつかやりたいとは思うけれど、ポーセラーツは今すぐやりたいっ!
次の日には申込みをし、テーブルウェアフェスティバルに行った2日後にはポーセラーツのインストラクターコースをスタ―トさせておりました。
いかにも自分らしいと思います。
やりたいと思ったことは我慢が出来ない性格です。
本来であれば、体験レッスンを経てから考えるのでしょうが、私はポーセラーツのすべてが分かるようになりたいっ!と思って始めたのでインストラクターコースしか考えておらず、体験なしでインストラクターコースをスタートさせていただきました。 (卒業すれば体験レッスンで作っていたであろうお皿はきっと自宅でも作れるでしょうからこれは飛ばしてもいいなと思ったのです。)
そんなわけで私の初めての作品は可愛いお皿やティーカップなどのキラキラした作品ではなく・・・実用的な色見本です。
お教室選びもただ「ポーセラーツ」と検索して一番上にくる教室に申し込みをさせていただきました。
お教室選びを慎重にされる方が多い中で私の安易っぷりときたら今でも笑っちゃいますが、素晴らしい恩師銀座COCO先生にご教授いただけましたので、これも運と思っております。
勢いで決めましたが 実はそれだけでもないのです。
トップに来れている理由も卒業までに肌でしっかりと感じたかったのです。
「ポーセラーツのすべてがわかるようになりたい。」
そんな想いでインストラクターコースをスタートしましたが、講師も目指しておりました。
どうして東京と新潟でレッスンしているの?とよく聞かれます。
東京は住んでいる所。新潟は実家のある所です。
ポーセラーツに出会う 少し前に父を亡くし、一人で暮らす母の為にも、東京を引き上げて帰った方がいいのだろうかと葛藤もしましたが、してあげられる事と、してあげたくても出来ない事があります。
私に出来る事といったら新潟教室のオープンでした。
定期的にまとめて実家に滞在し、母も交えて生徒様達と楽しく過ごせたら・・・ゆくゆくは母にも教えて私の不在中にも生徒様が訪ねてきてくれたら・・・未来を描きました。
母は講師にはなっていないものの、まさに新潟教室は実現し、私も毎月1~2回まとめて滞在し、生徒様のおかげで母もにぎやかに楽しく過ごさせていただいております。娘としても講師としてもとても嬉しく思っております。
白金のヘアメイクサロン内でポーセラーツ教室を、そして新潟教室と行き来をする夢が実現しました。
自分の想い描くスタイルでお仕事が出来るのも独立の醍醐味ですね。