こんにちは。 3回目はプレートのリム部分を彩るテクニックのお話をさせていただきます。
このリム貼りは、様々なスキルアップの基本になりますので、習得していくと自信にも繋がると思います。
準備するものは転写紙・丸皿プレート(一段高く広がった部分があるプレート)・コンパスカッターです。
まず、ディバイダーシートを使用してプレートの中心を測ります。
ここはすごく重要で、正確に測ることで綺麗に転写紙を貼ることができます。中心部分に印をつけておきましょう。
次に、白磁の中心からリムの外側までの長さを測ります。長さが決まったらコンパスカッターで円にカットしていきます。
カットする時は力を入れすぎなくても大丈夫ですが、刃の部分をしっかり支えて中心がずれない様に転写紙を回しながらカットします。
テーブルの周りは広く取りたいので、この作業をする前には必ず物を片付けておきましょう。
そして、中心から内側までの長さを測り、コンパスカッターを調整して中心から内側をカットしていきます。
中心は、ディバイダーシートの中心と転写紙を合わせていきます。
カットした転写紙は、ドーナツ型になっています。内側の丸くカットした部分は使用できるので保管してくださいね。
白磁に貼る時は、破れやすいのでお水につけた後は気をつけて貼っていきます。
また転写紙は伸びるので、水抜きする時のテクニックとして内側から外側へ作業するのがコツです。
円に沿って水抜きすると、伸びてぴったり合わなくなるため注意しましょう。
これができる様になると作品の幅もぐっと広がってきますので、ぜひ挑戦してみてくださいね。
1番注意するポイントは、コンパスカッターのカットの仕方です。中心がズレない様にすることが大切になります。
中心がずれたり途中で離したりすると、円が綺麗にできなくなりやり直しになります。
ここまで3回にわたり、スタイラスやコンパスカッター、ディバイダーシートなどを使用したテクニックをお伝えしてまいりました。お道具は、各サロンの先生方が全て準備しておりますので、趣味で習う方は手ぶらでレッスンへお越しいただけます。
ポーセラーツには、まだまだ沢山の技法がありますが今回は、初心者様向けのものをご紹介させていただきました。
ポーセラーツというホビーを少しでも生活の一部として気軽に取り入れていただければ幸いです。
食器を通して心が豊かになり、幸せな時間が過ごせ笑顔になれる場所を提供させていただいている。
今のこの環境がわたしにはとても合っている様に思います。
皆さまがいるから私がいる……日々感謝の思いを感じながら楽しくお仕事をさせていただいてます。
それでは次回で最後のコラムとなります。お付き合いいただければ嬉しいです。