みなさま、はじめまして。
大阪府大阪市にてFemilus(フェミラス)を主宰しておりますKEIKOと申します。
いつも有名サロンの先生方が執筆されている連載コラムを楽しみに拝見させていただいております。そんな憧れのコラムの執筆のお話を私がいただくとは夢にも思いませんでした。
教室を主宰しまだ3年目の未熟な私ではありますが、これからポーセラーツを始めようとしている方やもっとポーセラーツを知りたいと思われている方に、少しでもポーセラーツの魅力を知っていただければと思いお受けさせて頂くことにしました。
私なりの想いを込めたコラムで拙い文章になりますが、最後までお付き合いいただければと思いますので、よろしくお願いいたします。
ポーセラーツと言う言葉を聞いたことがある人やご存知の方もいらっしゃると思いますが、ポーセラーツの人気の理由はどこにあるでしょうか?
そもそもポーセラーツって何?そう思われてる方もいらっしゃいますよね。
まずはポーセラーツについて簡単にご説明したいと思います。
ポーセラーツという言葉は、porcelain(磁器)とart(芸術)を組み合わせた造語になります。様々なハンドメイドクラフトで知られる有名な株式会社日本ヴォーグ社の登録商標になります。
真っ白な器の白磁(ハクジ)に転写紙や絵の具で装飾し、誰でも簡単に『世界で一つだけのオリジナル食器やオリジナルインテリアアイテムを作れる』それがポーセラーツです。
ポーセラーツに使用する真っ白の器を白磁と言います。
陶器が土から出来ているのに対して、白磁は主に石の粉末を練ったもので出来ている器です。
陶器や半磁器と比べて、焼成時高温で焼き生地が硬く焼締まるので強度があります。
そのため薄手に作ることができるので指ではじいてみると金属製の高い音がし、日にかざしてみると若干透けて見えるます。ほとんどの磁器・白磁は吸水性がなく耐久性に優れているので、業務用にも幅広く使用されています。見た目も手入れの仕方もシンプルな器といえます。
そしてもう一つポーセラーツにかかせないのが転写紙になります。
様々なパターンやデザインを特殊なフィルムに印刷し、白磁にシール感覚で貼り付けられ、焼成すると顔料だけを残す転写という技術が応用されている紙になります。
転写紙の断面は、一番下に水をよく吸う紙があり、その上に特殊な接着剤を塗って、さらにその薄い接着剤の上に絵柄を印刷してあります。印刷された絵柄(顔料)は、カバーコートと言うフィルムで覆われ接着剤の上に被さっています。このような特殊な構造の転写紙を水に浸すと、紙と接着剤は分離され、絵柄がついた薄いフィルムのようになります。
そのフィルムを水に濡れたままの状態で白磁の上に自分の好きなデザインで貼り付けていきます。
ポーセラーツ=食器のイメージが強い方も多いと思いますが、ポーセラーツは食器だけではなく、フォトフレームやソープボトルなどオリジナルのインテリア用品も作ることができます。
また先程ご説明したシールの用な転写紙で、イニシャルやメッセージを作ることもできるので、大切な人やお世話になった方、お友達に気持ちを込めたオリジナルのプレゼントとしてお贈りすることも出来ます。
そして絵に自信のない方や、物作りの苦手な不器用な方でも簡単に可愛く作っていただけます。さらにハサミの使えるお子様から、お年寄りの方まで幅広い年齢層の方にもお作りいただけます。
『誰でも簡単に、気軽に自分だけのオリジナル作品が作れる』
私なりの考えになりますが、ポーセラーツが人気の理由は、ここにあるのではないでしょうか?
このコラムをお読みいただき、ポーセラーツを初めて知り、少しでもこの魅力に触れてみたいと思っていただければ幸せです。
では実際にポーセラーツをやってみるにはどうすればいいのか?この続きは次回のコラムにて書かせていただきます。
最後までお読みいただきありがとうございました。