第3回「サロンのテーマ」

サロンオープンを決めて、その次にしなければならないことは、サロンのテーマを決めることではないかと思います。
私も自分自身のサロンの色(スタイル)を決めることに、一番重点を置いたといっても過言ではありません。

コラム・インタビュー画像 さて、ではどの様にして決めたか?

一番の決め手となったのは、「ビビッ」と来るサロン物件に巡り合ったことだと言えます。

それまでサロン物件を色々見ながら、とにかく“他と違う”サロンにしたかった私は、ジャンルが出来るだけ他のサロン様と被らない様に考えていました。

そんな時私が出会った物件は、今まで見たものとは全く違う異色の魅力を醸し出していました。

非日常的なロココ調のインテリアでありながら、大阪市内というアクセスの良さ、そして美しさ…、私の悩みを一気に吹き飛ばしてくれたようでした。

見た瞬間すぐにイメージがつかめて、そこからテーマもすぐに決まりました。

テーマは、物件を見てすぐに閃いた“お姫様気分が味わえるサロン”。

コラム・インタビュー画像 これは決して姫系が好きな方のみを対象としているという意味ではありません。

女性なら、小さい頃一度はお姫様に憧れた記憶があるのではないかと思います。

いつしかその様な考えは大人になるとなくなってしまうものですが、忙しい現代女性に日頃のストレスから解放されて、プリンセス気分な時間を過ごしてもらえれば、という思いから来ています。

テーマがひとまず決まると、それに沿ってインテリアやサロン名を考え、覚えやすく響きが可愛いフランス語「Le Petit Palais(ルプティパレ)」をサロン名としました。

Le Petit Palaisとは、直訳すると小さな宮殿の意味。

パリに同名の私の大好きな美術館があり、テーマであるお姫様な空間とピッタリでしたので嬉しい偶然の一致でした。

それからは雰囲気作りの一つとして、日々作品作りや、今までの世界約30ヶ国のホテルを巡って学んだおもてなしの再現に没頭しました。

今ではお陰様で理想としていた、「お姫様になった気分」という言葉を初めて来られた生徒様に言っていただけるまでになりましたので、少しその成果があったかと感じております。


■コラム執筆者のプロフィール

大阪市内住吉大社のプリンセスなお稽古サロン「Le Petit Palais ル・プティ・パレ」主宰兼ポーセリンアーティスト。
通称「姫」は、昔からのあだ名。

シンガポールとフランスに在住・就労経験のある日本語・英語・フランス語のトライリンガル。
ポーセラーツレッスンの他、英会話レッスン・オリジナルハンドメイド雑貨のワンデーレッスン等も開講中。
今秋からは、タッセルとアクセサリーの認定コースをスタート予定。
プレオープン中から、ポーセリンアーティストとしても活躍中でマスコミ・各方面からお問合せ多数。

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