第4回「自分のひらめきを信じて」

皆様にお付き合いいただきました連載も最後となりました。

最終回は、簡単そうに見えて人に指導するうえで必要な「ひらめき」についてお伝えしたいと思います。

5客のデミダスカップ

自宅サロンを始めて3年。
私が常に心がけていることは、自宅サロンでしかできないおもてなし
1つのテーブルに4席の椅子。
最大でも4名。
そんな少人数でのレッスンだからできる事。
それは、お一人お一人との会話からのアドバイス。
生徒様お一人お一人との会話からイメージしてアドバイスをさせていただいています。

デミダスカップ

一見簡単そうに思えますが、インストラクターになった生徒さまから相談されるお悩み事。
「自分が指導してもらっているときは、先生のアドバイスでお気に入りの作品が簡単に作れたけれど、いざ自分が指導する立場になると先生のように生徒様にアドバイスできないんです……」と。

しっかり指導したいから感じ悩むことかもしれませんね。

まず、指導者として1枚の転写紙を選ばれた時点から完成した作品をイメージしてみること。
会話から始めているので生徒様の好みもイメージしやすくアドバイスしやすいですよ。自分のひらめきを信じてくださいね。

頭で完成作品をイメージ。

これができたらアドバイスしやすいですよ。

イメージしやすくするには……やはり日々勉強です。

逆算していくと今自分にとって何をすべきか考えやすくなります。

指導者として、自分の技術の向上は不可欠です。
もちろん新しいことばかりしていく必要はありませんし、すごい高度な技術も必要ありません。
要は常に自分の技術の向上には生徒様が求めているものを考えなければなりません。

そして、一番大事なのはしっかりとした基本
これは何でも当てはまるものですが、基本ができていなければしっかり指導もできません。
ポーセラーツは、転写紙から始まり上絵の具や盛り、金彩と沢山の技術を学びます。
インストラクターコースで学んだことは基本です。そこからが本当の学びだと思っています。
指導者として資格取得して終わり……ではないです。
生徒様お一人お一人に寄り添ったレッスン、お教室であるためには常に自分自身も勉強を怠ってはいけないですよね。

ケイトスペードプレート

毎日のあわただしい生活の中、数ある習い事の中からポーセラーツを選んでくださり、そして私のサロンにきてくださっていることから、生徒様お一人お一人が特別なお客様だと思ってレッスンしております。

お越しくださっている時間が本当に楽しくて満足な時間だと思ってくださるよう、生徒様との時間をしっかり共有できるように心掛けています。

コラムにも書かせていただきましたレッスン後の月替わりの食器や、ティータイム時のお手製スイーツも自宅サロンでしかできない私のおもてなし。
これからもこのスタイルはかえることなく、常にお一人お一人との時間を大切にレッスンしていきたいと思います。

お手製マカロン1

今回のコラムはいかがでしたでしょうか。
サロン主宰様やサロンをオープンされたばかりの方、サロンオープンに悩んで見えた方に少しでもお役に立てられたコラムになっていましたら幸いです。

お手製マカロン2

最後にまだまだ駆け出しの私に、このような貴重な体験をさせてくださいましたポセナビ様に心より感謝申し上げます。

そして、4回にわたり最後まで読んでいただきました皆様本当にありがとうございました。


■コラム執筆者のプロフィール

高森 千恵子

三重県北部の四日市と中間部の亀山にてSalon de PianoPianoを主宰。
サロン名「PianoPiano」とはイタリア語で一歩一歩。

生徒様お一人お一人との時間を大切に基礎から応用まで幅広く指導。「良い作品作りに大切なのはしっかり基本を学ぶこと」をテーマに、時間をかけて基礎をしっかりと指導することを心がけている。
また、お一人お一人の会話の中から作りたい作品やセンスを引き出し、作品作りをフォロー。

スキルアップメニューの豊富さは県内では断トツ。3年で約1000名を指導。県外、海外からも資格取得やスキルアップレッスンに集まる人気サロン。レッスン後のティータイムの手作りスイーツも好評。
マルシェ主催・生徒様の開業支援なども積極的に行っている。

母として主婦として働く一人の女性としてすべてを楽しみたい。
そんな願いを叶えてくれたのがポーセラーツ。
無理をせずサロン名のように「一歩一歩」焦らず歩み続け、Salon de PianoPianoの今があります。

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