第3回「サロン開業から主人の転勤まで」

私はIT会社で週3日働きながらサロンをオープンしました。本当に仕事として成り立つのか?生徒さんは来てくれるのか?と不安があり、最低限必要な教材、転写紙、白磁を買って。
お金をかけず出来る範囲ではじめました。写真のインテリアは私の趣味。シャンデリアは一人暮らしの時から持っていたもの。もともとインテリアにこだわりがあったので、そのままいかす事が出来ました^^(可愛いインテリアにも嫌なかおせず、受け入れてくれる主人に感謝です^^)

電気炉は卒業する前に買っていました。電気炉は20万~30万円ほどする大きな買い物です。購入にあたり、たくさん調べて意を決して買いましたが。買ったことにより、サロン開業する決意もさらに固まったように思います。当時、電気炉を検討した時のブログの記事は今もたくさんの方に読まれています(⇒★

OLYMPUS DIGITAL CAMERA場所は自宅マンションのリビング。1LDKの狭いマンションでスタートしました。JR山手線高田馬場駅から徒歩5分と立地には恵まれましたが。主人の休みの土日祝や夜のレッスンは出来ません。いざはじめると、土日や夜希望の問い合わせが多く。せっかくの問い合わせも断らなければならず、とても悔しい思いをしてきました。お問い合わせが来ただけでも大喜びなのに、断らなければいけない。いっそ場所をかりて、いつでも出来たらいいのにと葛藤したものです。

でも家庭と仕事の両立をはかるためにはじめたサロン。何より、主人に申し訳ない・・と思い。ぐっとこらえて、条件の合う方に来てもらえるようにしていきました。集客のほとんどはウェブから。特にホームページの検索エンジン対策が功を奏しました。合わせてブログでの集客をしていきました。

OLYMPUS DIGITAL CAMERAはじめの頃はお友達や知り合いにレッスンをたくさんしていました。お友達にレッスンをする事で、実践で練習出来たこと。たくさん写真を撮らせてもらい宣材写真が出来たこと。レッスンをしています!とブログに書くことでアピールする事が出来ました。

そして他の習い事で出来たお友達が、ポーセラーツインストラクターコースを受講してくれたんです。

まだまだ未熟の講師のもとで資格をとってもらえる。もっと勉強しなければと、身の引き締まる思いでした。

開業して3ヶ月ほど経った頃から、次第に予約が入るようにりました。大好きなポーセラーツを教えて喜んでもらえる。こんなに楽しい仕事はないと思ったものです。

そんな私の不安材料が主人の転勤。開業時点で1,2年で転勤がありそうと主人に言われていたんです。いつ転勤になるか分からない状況でサロンをする事にとても不安がありました。
でも、それを理由に何もしない方がもっと嫌でした。だからサロン開業して、来てくれた生徒さんには事情を説明して、理解して頂いた上で通ってもらいました。

開業して半年。主人の転勤で東京から大阪に引越す事になったんです。

まだ生徒さんは少なかったけれど、せっかく通ってくださる生徒さんが出来たのに。とても残念な気持ちでいっぱいでした。それでも主人の転勤は変えられません。気持ちをあらたに大阪でレッスンをスタートしました。


■コラム執筆者のプロフィール

大阪(堀江・難波)でポーセラーツとカルトナージュサロン『Rose Corail(ローズコラーユ)』を主宰。
2012年オープン以降、多数のポーセラーツインストラクターを輩出。
高い技術と、丁寧なレッスンが受けられると、全国から生徒が集まる話題のサロン。
ポーセラーツ講師向けのテクニカルコースも人気。サロン開業応援ブログ、メルマガも配信し、サロン開業のサポートに力を入れている。
日本ヴォーグ社のカタログ作品制作担当、キルンアートコンクール受賞と活躍中。


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