第4回「ポーセラーツへの思いの変化」

大阪でレッスンをスタートしたのが2013年4月。引越し前から大阪での募集を開始しました。ホームページ、ブログを大阪のポーセラーツ教室に書き換えて、大阪の人にブログでアプローチをかけていったんです。この時もSEO(検索エンジン対策)の知識がとても役立ちました。

この頃、東京にはたくさんの教室があったのですが、大阪にはまだ少なく、ポーセラーツも流行ってきたところ。とても恵まれた環境でした。そのため大阪のレッスン初日からたくさんの予約が入ってきました。

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次第に生徒さんが増えるにつれて、とても忙しくなっていきました。

はじめの頃はポーセラーツを楽しんでほしいと、フリーコースをメインにやっていましたが。大阪の人は資格が好きなの?と思うほど。多くの方がはじめからポーセラーツインストラクターコースを受講されました。

私の中で、ポーセラーツインストラクターコースは資格がほしい人のためのもの。お金がかかるわりには内容が不十分だと感じていたため。あまりオススメしていなかったんです。

それでも受講する生徒さんが増えるにつれて、もっと上手に出来ないか、どうしたら課題を楽しんでもらえるのかと頭を悩ませていました。

私が未熟なうちは、生徒さんも課題をこなすようにやってしまうこともあり。これって意味があるのか?とモヤモヤする事も増えてきました。好きではじめた事なのに、悩みも増えてきたんです。

そんな時、習いはじめた絵付け。今まで何となくやっていた絵の具や盛り、金彩の課題が、基礎から分かった時。本当に嬉しかった。わたしが目指すのは、プロ!ただやり方を教えるのではなく、もっともっと先生らしくなりたいと思ったんです。絵付けの先生は歴が20年。それでも新しい事を常に模索されていました。そんな先生の刺激もあり。私もポーセラーツを追求して行ったんです。

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この課題ではこれを教えよう。もっと知っておくべき事がたくさんある。テキストにはない内容も取り入れ、カリキュラムの内容を自分の中でカスタマイズしていきました。

次第に、そのこだわりが生徒さんにも伝わり、凝った作品をつくるように。凝りだすと分からない事が出てくるのですが、分からなければ調べる、実験する、を繰り返すうちに。どんどんお教室のレベルがあがっていきました。

生徒さんに教えることで、新しいアイデアが生まれたり、自分ではおもいつかないデザインを見れたりと。もっともっとポーセラーツが好きになりました。

今では、わたしが思っている以上にこだわる生徒さんが集まってきて。難しい事にも果敢に挑戦されています。生徒さんが作りたいものをどうしたら出来るのかを考えるのが楽しくて。今も試行錯誤、生徒さんと一緒に考えて取り組んでいます。

それこそが私のサロンの強みへと変化していきました。


■コラム執筆者のプロフィール

大阪(堀江・難波)でポーセラーツとカルトナージュサロン『Rose Corail(ローズコラーユ)』を主宰。
2012年オープン以降、多数のポーセラーツインストラクターを輩出。
高い技術と、丁寧なレッスンが受けられると、全国から生徒が集まる話題のサロン。
ポーセラーツ講師向けのテクニカルコースも人気。サロン開業応援ブログ、メルマガも配信し、サロン開業のサポートに力を入れている。
日本ヴォーグ社のカタログ作品制作担当、キルンアートコンクール受賞と活躍中。


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