秋になると、夏の鮮やかで眩しい景色とは打って変わって、夕焼けのようなオレンジ色に染まった風景が目に入るようになります。木々や草花が色づく秋は、どこかレトロで、懐かしさを感じてしまう季節ですね。
美しい紅葉の季節に、現代の要素を取り入れた「和モダン」なポーセラーツはいかがでしょうか?
古き良き日本の要素と、現代的なデザインが合わさった装いは、今の時期だからこそ似合います。
今回は、浪漫感じるポーセラーツ作品と、和カフェ風のテーブルコーディネートをご一緒にお届けします。
そもそも「和モダン」って?
はっきりとした定義はありませんが、伝統的な日本らしさに、洋風スタイルを併せ持ったデザインのことを指します。和風の上品で安らぎあるテイストに、現代的な要素が加わります。
モダンな配色は、落ち着いたトーンが基本で、白や黒、ベージュやグレーといった色がベースになります。
和のイメージができる抹茶などの、グリーンカラーを多く使っても良いですね。
アクセントには、朱色やオレンジ、黄色などの色鮮やかなカラーを取り入れます。ビビットなカラーよりも、彩度と明度が低めな方が馴染みやすいです。
栗色や葡萄色、柿色など、一般的にオータムカラーと言われている色は、合うと考えて良いでしょう。
柄には、市松や麻の葉といった日本の伝統文様がおすすめ。
作りたいイメージやテーマに合わせて、ベースカラーとアクセントカラーのどちらを多く使うか、模様をどの程度取り入れるか決めても良いですね♪
モダンでレトロなポーセラーツ作品
落ち着いたブドウの実のような、薄い紫色が上品なお重です。青海波のような柄にも見えますが、古来の模様というよりは、現代的なアレンジの加わったヨーロピアン風な柄なのも特徴的。
大正時代の着物を彷彿とさせるような、古典柄とモダンな波模様の取り合わせがお洒落ですね。
はらはら舞う紅葉のある風景を切り取ったような、絵になる豆皿セットです。ゴールドの紅葉をメインに、一部の葉が赤く染まってワンポイントになっていますね。
中央にラインを描くように貼るか、縁取るように配置するかで、見た目に表情の違いが生まれます。白磁の余白をあえて残すことで、余裕のある抜け感を演出できますよ。
こちらの作品は、黒のシノワズリの転写紙を用いていますが、このように色を絞る場合もあります。西洋風な要素がありつつ、優美で東洋的なデザインのお椀に仕上がっています。
こちらは、生徒さんが息子さんへのプレゼント用に作られたそうですが、このようなモノトーンの配色にすると、性別や世代を問わず和モダンを楽しみやすいですね。
ポーセラーツで彩る秋の喫茶室
あなただけのポーセラーツで、ほっとするティータイムを演出してみましょう♪
大理石のプレートが和の雰囲気に映えますね!
フラットプレートに和菓子を合わせていますが、不思議とマッチしています。湯飲みや小鉢との、色味を統一しているのがポイントです。
大理石は、和から洋まで、またお菓子だけでなく、メインを盛り付ける料理用プレートとしても活用しやすい万能な柄です。
南部鉄器の茶器や、伝統工芸雑貨と合わせると、品よくワンランク上の上質なコーディネートになりますよ。
蝋燭の明かりを眺めながら、夜のカフェタイム。こちらは、カップとソーサーに異なった柄を使っています。
カップにはブライダルレースを、紅色が印象的なソーサーには、エッジの効いた金のラインが施されています。
モダンなカップに和風のソーサーで、ロマン漂う空間に。しっとり落ち着いた、秋のひとり時間を豊かに演出してくれそうですね。
いかがだったでしょうか?ポーセラーツは、転写紙で模様を簡単に付けることができて、こだわりたい時にはペインティングすることもできます。
四季のある日本だからこその美しい季節を、和モダンなポーセラーツ作品で彩ってみてくださいね。
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