ポーセラーツサロンで大活躍必至の色見本♪


ポーセラーツをしたことのある方なら、誰もが見たことのある色見本
インストラクターコースの課題となっているアイテムですが、この色見本、ポーセラーツを続けている限りずっと活躍し続ける超重要アイテムなのです。

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 色見本はサロンの必須アイテムで、インストラクターにとって相棒ともいえる存在。生徒さんに色見本を見せながら教えるため、毎レッスンが出番です!

色見本の一番の使い道は、色の確認。
ポーセラーツでは、焼く前と、焼き上がりの色合いが少し変化します。
頑張って作った作品の仕上がりが、イメージと違う! こういった現象も実際に起こってくるのですが、このイメージと出来上がりの誤差をなくしてくれるのがこの「色見本」なのです。

色見本は、「転写紙色見本」と「上絵の具色見本」の2種類があり、インストラクターコースの課題となっています。それぞれ、転写紙・絵の具を扱う前のウォーミングアップとしての役割ももっていて、これから始まるレッスンをスムーズこなし、身につけていくための重要な課題です。

ずっと使い続ける色見本。せっかくですから、かわいいデザインのものを作りたいですよね。 最近ではオリジナリティー満載の、個性的な作品が続々と生み出されていますよ♪

インストラクターコース最初の課題「転写紙色見本」

「転写紙色見本」は、インストラクターコースの一番最初の課題
レッスンでは、水の付け具合や貼り方などの転写紙の基本に始まり、転写紙についての様々なことを学ぶことができます。
転写紙色見本は、 サロンをオープンしてから一番使うと言っても過言ではない、一番役立つアイテムですので、おしゃれにかわいく、個性溢れる作品にしたいですよね。

ブログやSNSなどを検索すると、目を惹く素敵な転写紙色見本を見ることができますが、ちらりと見ただけで、色々な柄があることがわかりますよね。
みなさんどのような工夫をして自分好みのデザインを作られているのでしょうか?

転写紙色見本の必需品「クラフトパンチ」

転写紙色見本は、柄のない一色で作られた転写紙をカットして作成します。 柄のない一色で作られた転写紙を「単色転写紙」といいますが、この単色転写紙を簡単にかわいく切り抜いてくれるのが「クラフトパンチ」です。 クラフトパンチは、転写紙色見本を作る上で欠かすことのできない存在なのです。

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サロンにもよりますが、おおむね数10個のクラフトパンチを揃えているサロンが多いです。
中には、100個以上を揃えているサロンも!
それだけの数があれば、絶対にお好みの柄を見つけることができますよね♪

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汎用性の高さNO1のドットのクラフトパンチ。デザインの幅は無限大!

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数多くあるクラフトパンチの中でも、お花やハート、リボン、蝶が人気なんだそう。
蝶は細かい部分があるのでやぶれやすく、貼るのが大変ですが、一つひとつ丁寧に仕上げると、キレイでかわいい出来上がりになりますよ♪

数多くあるクラフトパンチの中からお好みのものを選び、切り抜く!切り抜く!切り抜く!
何色もの転写紙を同じ形に切り抜けば準備完了です!

真っ白なプレートに均一に並べるには……

何のガイドもない真っ白なプレートに均一に転写紙を貼り付けるには、ディバイダーというコンパスのような分割器具やディバイダーシートを使います♪

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こちらがディバイダー。コンパスに似ていますよね。

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こちらがディバイダーシート。この上にプレートを置いて使用します。

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このようにしてお皿を均一に分割し、チェックを入れたところに転写紙を配置していきます。均一に位置を計算して配置してくのは細かい作業で根気がいりますが、ここで頑張れば美しい仕上がりになりますよ。

転写紙をどう配置するかによって雰囲気も変わってきます。例え同じ柄を使っても、同じデザインのものは造ることはできません。個性の出しどころです!

均一に転写紙を配置することができれば、いよいよ「貼る」作業に突入です!

転写紙を貼る!知る!

いよいよ貼る技術を習得します。
ここでは、転写紙の基礎中の基礎、水に浮かべて転写紙をはがすことをはじめとした、転写紙の性質を一から学びます。 転写紙は薄くシールのようですが、かなり伸縮します。 陶器に貼り付けた後も、焼成する前なら剥がして別の位置に移すこともできちゃうのです!

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色によって質感が違い、それぞれ作業方法も変わってきます。シワがよってしまったときの伸ばす方法や転写紙同士の相性などを多方面からアプローチし、転写紙の奥深さを身につけることができます。

単色転写紙を重ねて色の深みを知る

「転写紙色見本」の重要ポイント、重ね貼り
重ね貼りをすることで一目である効果を確かめることができるのです♪

最初にクラフトパンチで単色転写紙を型抜きしますが、メインとなる形の他、小さめのサイズのものも用意します。

メインの柄が張り終わった後に、小さめに切り抜いた転写紙を同じ色の上に貼ります。 こうすることによって、同じ色の転写紙が重なったときの効果を知ることができるのですね。

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こちらは1色7枚貼っている作品。手が込んでいますね!
同じ色の転写紙を貼ると、色が濃くなるのがわかります。 3重貼りにすると、さらに濃く……。
「転写紙色見本」は、この色の変化を一目で確認することができるのですね!

最後にそれぞれの転写紙の下に、色見本ネーム転写紙を貼って完成♪

「転写紙色見本」は、作品を作ることを通して、ポーセラーツを学んでいく上での土台を固めるレッスンになっています。さらに、クラフトパンチの応用の仕方など、アイディアややり方次第で学びをどんどん広げることのできる、ポーセラーツの奥深さを知るきっかけになりますね♪

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最近ではトレンド色やマーカーなどでプレートの裏側を活用する作品も生まれていますよ♪
長く使い続ける転写紙色見本。
ご自分の趣味に合った、使いやすい作品を作ってくださいね!

絵の具レッスンのウォーミングアップ「上絵の具色見本」

上絵の具の第一の課題「上絵の具色見本
上絵の具の初めての課題で、上絵の具の扱いの練習も兼ねた作品作りとなっています。

絵の具は苦戦する方が多くいる課題で、ここでつまずいて、ずっと苦手意識を持ったままの方もいらっしゃるそう。
絵の具は、転写紙に比べて扱いは難しいかもしれませんが、色の混色や調合で好きな色を作り出すことができます。転写紙にはない、独自性を発揮できるのも絵の具のよさです。
色を自在に操ることができるようになると、作品作りの幅も広がっていきますよ!

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「上絵の具色見本」では、スポンジングでグラデーションをつけて作成します。
絵柄のかわいさはありませんが、広い面を塗ることで絵の具の扱い方を知ることができます。

通常13~14色×2枚作る「上絵の具色見本」
水溶性メディウム、遅乾性メディウムと、違う種類のメディウムで作成したものを2つ作ります。

水溶性メディウムは、塗りすぎるとブツブツになる特性があります。遅乾性メディウムは、ムラになりにくい特性を持ちます。
メディウムの量で水っぽくなったり、固くなったりと調節が難しいですが、一色一色、どういった特性があり、どのように塗ればきれいな仕上がりになるのか確認をしながら作成していきます。
ここでしっかり身につけると、この後の課題がスムーズにこなせるように!

色の調合や混色で様々な変化も起こりますので、このレッスンでは実験的な目を持って取り組むと、とても力になりますよ!

デザインで個性を引き立たせて!

上絵の具色見本も、ただ塗るだけではもったいない!
デザイン次第で、素晴らしい作品に変身しますよ♪

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配色が美しいシンプルな作品。

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中央に転写紙を張ることで、印象を変えることができますね♪とてもポップでキュートな仕上がりです。

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中央がお花になると、エレガントに変わりましたね。

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こちらはユニオンジャック風の色見本。
デザイン性の高い作品に仕上がっていますね♪



 実用的で、ずっとずっと使い続ける「色見本」
お作りの際は、あなたの個性をふんだんに出した作品を目指してくださいね♪

《画像提供》
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