まず、ほとんどの方が「ポーセラーツサロンL’Avenue」を名前すらご存知ないと思います。
それもそのはず、「ポーセラーツサロンL’Avenue」は2017年8月にOpen予定の、まだ世に生まれていない、群馬の小さなポーセラーツサロンだからです。
まず、インストラクターとして未だ何の実績もない私と、サロン「L’avenue」にポセナビ運営の方がコラム掲載のお声をかけて頂いた幸運に感謝いたします。
この3年間のポーセラーツと私の道のり、お教室のOpenまでの準備の記録をインストラクターの道を歩き始めた方、また、インストラクターになる事を考え始めている方、つまり3年前の「モヤモヤ女子」だった私にあててこのコラムを書きたいと思います。
20代最後の夏、私は何か楽しいことを探していました。結婚後、OLとしての仕事は順調でしたが、私には人に言える「趣味」がなかったからです。そして同時にこのままの生活が続くのだろうかという漠然としたモヤモヤも抱えながら週5日、朝から電車に揺られる日々を過ごしていました。
若いころとは明らかに体調も変わってきて、満員電車がいよいよつらくなり、必死に吊革にしがみつきながら、毎日同じ景色を眺めていました。
そんな私のポーセラーツとの最初の出会いは、某ホテルのアフタヌーンティーと一緒にポーセラーツレッスンを行うという企画の広告を見た時でした。
当時友人とゆったりとした時間が過ごせるホテルのアフタヌーンティーは私の癒しの時間でした。
お気に入りのブランドのティーセットでいただく美味しい紅茶と3段プレートの軽食。この時もまた、「何か楽しいこと」をさがしていたのです。
「ポーラセーツ?」
この時私は得意げに間違った呼び名で主人に報告していたことを覚えています。今となっては恥ずかしい間違え方です。
すぐさまインターネットで調べると、次から次に素敵で完成度の高い作品の目白押しでした。こんなに質の高いハンドメイドのホビーがあるとは!衝撃を受けたこと覚えています。
そして、ポーセラーツに出会ったとき、すでに私はインストラクターになる事を決めていました。
通ったサロンの体験レッスンも受けましたが、心はもうインストラクターコース。本心を言えば、初回からインストラクターのコース内容に入りたかったくらいです。
なぜ、インストラクターになろうと思ったのか。それは私にとってその職業が魅力しかなかったからです。
①自宅が職場になる!
②好きな事が仕事になる!
③自由に仕事時間が組める(仕事時間を自分で決められる)!
④サロン主宰って何かステキな響き!!
④は半分冗談として、当時モヤモヤ女子だった現実の私は
❶華やかな経歴も、バックボーンもコネもない。
❷人にアピールするのも、目立つのも苦手。
❸もちろん開業なんて縁のない話。
❹安全・安定志向の現実主義。
❺のんびり屋でバリバリ仕事をこなすタイプでもない・・・。
何事にも「好き」と「合う」は違うことがある。よく言われていることです。
ですが私は本能的に感じ取ったのです。「これこそ、私がしたかった働き方だ!」と。
第2回に続きます。