Felisaの繊細で美しいスクラッチレース



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パッと見ると、転写紙で作られたようなこの作品。 実は、スクラッチの技法で作成されています。

このとても手の込んだ作品を作られたのが、大阪梅田のサロン「Felisa」のYui先生。
Yui先生のブラッシュアップ用に作られたこちらの作品には、たくさんの知識や技術が詰まっています

繊細なスクラッチレース

生徒さんに転写紙の作品と思われたという精密なスクラッチレース
この洗練された細やかなデザインを手作業で作られたのですから、素晴らしいですよね。超絶技巧といえるのではないでしょうか。

スクラッチは、べた塗りの絵の具を削ってデザインを描くポーセラーツの技法の一つ。
直訳すると、「引っかく」という意味を持つスクラッチのテクニックは、言葉の通り、絵の具を引っかき、削りながら模様を形作ります。
いくらレースや葉脈などの繊細なデザインを得意とするスクラッチでも、ここまで緻密デザインを表現するには、そうとうなテクニックをお持ちでなければ仕上がりません。

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こちらの作品は、剥離が起きやすい上絵の具のつや黒を、ツヤツヤにムラなくスポンジングする方法や、筆を使わずにスクラッチのみで、レースや細かいラインをデザインどおりに抜くテクニックがふんだんに取り入れられています。

さらに、飾り文字であるモダンカリグラフィーを美しく描くラインワークのテクニックも用いられています。文字は有名カリグラファー島野真希先生が、ラインワークのために作られたオーダー品。一枚のプレートの中に様々なテクニックが詰め込まれ、ギュッと中身の濃い作品になっていますね。

同時に作られた、イニシャルタイルの円は、ろくろを使わないでキレイな正円を書く方法、ぶれずに滲まずに白磁に直線を書く方法などで作られたもの。

ポーセラーツや手描きの魅力や楽しさを、一人でも多くの方にお伝えできるようにと邁進し、技術力UPの努力を惜しまないYui先生。自己研鑽を欠かさないのは、その探究心の強さにもあるのかもしれません。

気付きと同時に探究心にも火がついたワケ

インストラクターとして、生徒さんに教えつつ、新しい技術を積極的に吸収するYui先生。
無心になりながら ブラッシュアップ作品を作り上げるのは癒しの時間

メディウムの性質やお道具一つひとつの特徴など、根本的なことがらを理解した上でのあたらな学びは、知っているからこその「なるほど!」続きで、同時に探究心にも火がついたそう。果てなき探究心がさらなる学びへと導いているのかもしれませんね。

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知識の上書きを続け、学んだことをサロンで生徒さんに還元されていらっしゃるYui先生。一人ひとりに合った丁寧なレッスンは、生徒さんのポテンシャルを引き出してくれると評判です。その下地には、常に自己研鑽を欠かさない進化し続ける先生の信念があったのですね。

Felisaでは、上を目指し続けるYui先生に直接教えていただくことができます♪
ぜひぜひYui先生から、ポーセラーツの奥深さと、楽しいポーセラーツライフの送り方を教わってくださいね。

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