2018年11月9日(金)と10日(土)の両日、大阪・京橋にて「Salon O-dish」を主催する後藤弘子先生の個展が開催されました。Salon O-dishは奈良県で手描き絵付けを教えている、ポセナビでも評判のサロン。
転写紙の扱いに慣れ、次のステップとして本格的な手描き絵付けを学んでみたい方々から、絶大な信頼が寄せられています♪
そんな後藤弘子先生が主催した今回の個展。一体どのようなものだったのでしょうか?
圧巻のクオリティと作品数!
会場の中に置かれたポーセリンアート作品は、今回すべて先生ご自身の手によるもの。教室展ではなく、後藤弘子先生の「個展」となっています。
まず驚かされるのは作品数の多さ!
たった1人の先生から生み出された作品の豊富さに、思わず息をのんでしまいます。
今回集められた作品は、なんと150点超!
その作品ひとつひとつに、後藤先生のセンスとテクニックが惜しみなく注がれています。
会場を入ってすぐの通路には、壁面に沿って陶板画を額装した作品などがずらり。プレートや、親王飾りなど、バラエティーに富んだ作品が並んでいます。
カップ&ソーサー
会場内のガラスケースに並べられているのは、たくさんのカップ&ソーサー。
まるでこの展示のためにあつらえられたかのような、ギャラリーの雰囲気も素敵です。
ひとつひとつをよく見ると、たった2種類の白磁に、それぞれ異なる絵付けがほどこされたものだということがすぐに分かります。カップのデザインイメージを決める要素は、シェイプだけではないということが、ひと目でわかる展示ですね。
持ち手の金彩が、よりいっそうエレガントで豪奢な雰囲気を醸し出しています。
ヴィクトリアシェイプが美しいこちらのカップは、高台の下部も金彩で加飾されています。カップが落とす影の中に、ゴールドのラインが光り輝いて見えますね。
テーブルアレンジメント
会場のテーブルは、それぞれ違ったイメージでアレンジがなされ、食器のデザインが引き立つようなフラワーやキャンドルが添えられています。
フレッシュフラワーのアレンジメントは、後藤先生がお花のレッスンを受けていらっしゃるお花の先生にお作り頂いたとのこと。後藤先生の人望の厚さがうかがえます。
作品の色彩や背の高さに合わせたフラワーアレンジとの相乗効果で、それぞれのテーブルの魅力が際立っていますね。
ワークショップ&デモンストレーション
今回の個展では、たった2日間の開催だったにもかかわらず、「絵付け体験ワークショップ」と「絵付けデモンストレーション」がおこなわれました。
ワークショップでは、今回のために特別にデザインされた「パンジー」を。
後藤先生のレッスンはいつも、初心者も上級者も関係なく、自分自身が描きたいものを描いてみよう!という、チャレンジ精神にあふれています。やったことのないものに挑戦することで新たに見えてくるものがあるという先生のお気持ちが、このワークショップにも表れています。
自宅教室以外の場所で開催することはめったにないというレッスン。初めての方でも簡単に美しく描けるように丁寧なレクチャーがおこなわれました。
こちらはデモンストレーションで先生が描いたピンクローズ。たった20分ほどの時間で、これほどまでに美しいバラが描けるとは……まるで魔法のようです。
描きあがった作品はその場でプレゼントされたそうで、みるみるうちに描き上げられていく様子を見られた上に作品もいただけた方は、とっても幸運でしたね♪
慣れない環境での絵付けとあって、先生も緊張されたそうですが、このほかにもチューリップやイエローローズ、愛らしい小鳥などの絵付け実演がおこなわれました。
バリエーション豊かな作品群は…
今回の個展に出品された作品は、普段、後藤先生がコツコツと描きためて来た作品達です。
そんな作品の数々は、こちらのインスタグラムアカウントで見られます。
また、お教室でのレッスンの様子や最新情報はこちらのブログからご確認くださいね。