第6回「サロン主宰者の本音」 

今回のテーマは、「普段見せない大変なことや失敗談について」なので、私が経験したことや思いを正直にお話させていただこうと思います。

失敗は数えきれないほどあります。配送時の破損や焼成時の失敗。たまに迷子にさせてしまう方も。
そのほとんどが、私の不注意や知識不足、気遣いが足りない等の改善の余地があるものばかり。

サロンを始めてから今日まで、「考察」→「改善」の繰り返しです。
今が良いということはなくて、今日より明日、明日より明後日と、ずっとずっと先を見据えて、来てくださる生徒様が心地よくレッスンを受けられるよう、常に変化し続けなければなりません。

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そして大変なことも山ほどありますが、特にそう感じたのは、やはり「集客」についてではないでしょうか。

銀座という立地上、様々な時間帯に来てもらえると思っていましたが、オープンから数ヶ月は、自分が思っていたほどの集客はありませんでした。

何でだろう・私ってこんな程度か・本厄だからだ!(笑)と、漠然とした悩みや不安を抱えたままブログの更新を増やすなど色々としましたが、驚くような変化はありませんでした。

それに加え、当初は本心では嫌でも生徒様からの要望を受け入れることも、、、今思えばとても中途半端な時期がありました。

人の波といいますか、自分がぶれている時ってどんどん連鎖してマイナスなことが起こるんですよね。
頑張ることは大切ですが、無理してまで頑張る必要はないし、出来ないものは出来ないと勇気をだして「断る」ことって、とても大切だと思います。

何故なら、「人」対「人」だからです。
自分が無理をした結果、パフォーマンスが落ちたら生徒様にとってもいいことがありません。
そもそも、自分の意思に反して無理をしている私に、誰も魅力を感じないでしょう。
技量があることはもちろん大切ですが、信頼関係が築けない間柄ではいけないと私は思うのです。

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いい意味で「断る」、「諦める(無理しない)」を始めてからは、以前よりレッスンでの指導に力を入れることが出来るようになったし、このWISHを選んでいただいた方の為にできる精一杯のことを考える時間が、とても有意義なものになりました。

自分の中にある、サロンをやる上で「大切にしていること」のぶれを修正してからでしょうか。
少しずつプラスの流れに向きが変わったな~と思い始めたのは、本当にここ最近です。
不思議なもので、自然と新しい生徒様との出会いがあったり、この様にコラムを書く機会に恵まれたりと、良い変化が少しずつ起こり始めました。
プライベートではプロポーズされたのもまさにそんな時(笑)

話が逸れましたが、自分の中にある芯と言いますか、ぶれない何かを持つと進むべき道が分かりやすくなると思います。良いものはどんどん吸収し、自分がこれは違うと思うことは反面教師にして、誰かの真似っこでない「私だけのサロン」を今も試行錯誤しながら作っています。

「集客」って大変だな~当初は強くそう思っていましたが、それだけに囚われないで、自分の大切なもの(生徒様はもちろん、ポーセラーツへの思い)をもっと大切にしようと思えるようになってからは気にならなくなりました。
気にしなくても、ぶれないものがあれば自然と集まってくれる、そう思うようになったのは大きな変化です。

おかげさまで、目標にしていた2年目(教室の更新です)を無事に迎えられそうです。
「夢や希望を叶えるお手伝いをしたい」から始まったWISH。
願いや希望という前向きな言葉が気に入って付けました。
とってもとっても小さなサロンですが、沢山ある教室の中からWISHをお選びいただいたご縁を大切に、私でなければできないことを生徒様に返していきます。


■コラム執筆者のプロフィール

東京都・銀座一丁目にて、ポーセラーツサロン「GinzaWISH」を開校。
行き届いた指導をする為、MAX4名様までの少人数レッスンを基本としている。
可愛いものを手作りで・・・少しでも多くの人に、ポーセラーツの楽しさを知ってもらうため、足立区・北千住にて出張レッスンも開催。
雑誌にも多数掲載される。
ウェディング等、様々なニーズに応えられるようポーセラーツ以外も受講可。フラワーアレンジメント、クレイ、グルーデコ等も学ぶことができ、イベントレッスンとしてポーセラーツとのコラボも多数開催。今春からはビジューポーセリンもレッスンメニューに加わる予定。

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