【デザイン集】スクエアリムプレート|ポーセラーツインストラクター課題


皆さんお待ちかね「ゴールドペン」を使用する課題、「スクエアリムプレート」の登場です。

ペンワークに憧れを持つ皆様から「楽しみにしていました!」との声も多く聞かれるスクエアリムプレートの課題では、複数色でのペンワークが必須となっています。この先、美しいラインも文字も思うままに操れるよう、ペンオイルで上絵の具を上手に練る方法やコツなどカンペキに身につけてしまいましょうね!

また、前回までにマスターしたスクラッチ技法も必須。ペンワークと併せてキレイなラインが出せるよう、こちらも充分にスキルアップしていきましょう。

それでは早速、技とデザインが光るバリエーション豊富な作品たちを見てみます♪

スクエアリムプレートのデザイン|ラインが決め手!

プレート中央の丸いくぼみと四角いリムとの対比が美しいスクエアリムプレート。
リム部分を独立したデザインで構成するのもよし、リムの立ち上がりにかかるモチーフを美しく仕上げることに注力してもよし!

インストラクターカリキュラムで初めて登場したゴールドペンを使いこなせるよう、ラインの多いデザインに挑戦していただきたいと思います。また、スクラッチも控えめに用いるのではなく、スクラッチのラインに存在感のあるデザインを目指すといいでしょう。

多色使いが素敵なスクエアリムプレート

 bluegrass20170505
スタジオ*ブルーグラス

紫の蝶が妖しい魅力を放っています。羽根の先に向かって変化するグラデーションが美しく、細かく入れられたスクラッチが効果的なデザインです。

ペンワークによるお花は、自由に多くの色を使って描かれており、ダイナミックなボリュームのある蝶との対比で、より一層繊細な雰囲気です。
このように多色使いで表現する場合、絵の具を入れ替えるためにゴールドペンを毎回お掃除しなくてはなりません。

以下の写真がその作業の様子ですが、丁寧に1色ずつ確実に洗浄している様子が分かります。

bluegrass20170505b

こうして話を聞くと少々面倒な作業のようにも思えますが、実際には、作業に慣れてしまえば大丈夫!
なにごとも、手順とコツを覚えて何度も繰り返し実践することによって熟達し、時間もエネルギーもだんだんとかからなくなっていくものです。

ペン&スクラッチを活かしたスクエアリムプレート

Rosecorail20170117b
大阪ポーセラーツ教室ローズコラーユ

爽やかなグリーンの線描で表現された白抜きのお花と、スクラッチでラインを表現したお花……同じモチーフを使いながら技法の使い分けで対になる表現を見せてくれたこの作品。

課題として課せられている技法をクリアするうえで、もっとも理想的なデザインのひとつです。
全体的な配色など、ステキなところはまだまだたくさんありますが、今回は、この特徴的な「技法そのものをデザインにどう活かすか」という点を、大いに参考にしていただきたいと思います!

丁寧さがカギ。シンプルなスクエアリムプレート

 TIARA20171002
TIARA

こちらは、メインのモチーフを黒のラインでシンプルに描いた作品です。リムの立ち上がりにかかるハート型のリーフ柄もきっちりと仕上げられており、丁寧な仕事ぶりがよく分かります。

グリーンのリーフ柄にはスクラッチされた葉脈がはっきり。淡いブルーのリーフ柄にも同様にスクラッチがほどこされています。ペンワークのラインとは違う使い方でスクラッチのラインが生きていますね。

リムの半分にだけ加飾したスクエアリムプレート

Flames20160803
勝どきFlames

リムのデザインが独立している作品はたくさんありますし、リムにモチーフがかかるように配置している作品もたくさんあります。

しかしこの作品のように、メインとなるモチーフをプレートからはみ出すサイズで大胆に描き、リムの残り半分にだけリアルツイードを施してあるデザインというのは珍しいものです。

リアルツイードの技法自体、是非とも身につけておきたいテクニックですが、実際にテクニックをどう使うかという面で、非常に参考になる作品ですね。

文字を忍ばせたスクエアリムプレート

 sweetdish20180117
新大阪 sweet dish

イエローが爽やかなレモンのプレートです。レモンモチーフとリムのペイントの色彩に統一感を持たせ、明るくポップ、かつ上品なデザインになっていますね。

こちらの作品では文字の部分にペンを使い、レモンモチーフの奥側にひっそりと配置。
イエローとグリーンだけで淡くなってしまいそうなデザインを引き締めています。リムにも同系色のブラウンが使われていますね。これがオトナの雰囲気を生み出している大きなポイントのひとつでしょう!

転写紙も使ってきらびやかなスクエアリムプレート

Sonchic20160410
Sonchic

ツヤ黒で仕上げたメリーゴーランドの馬をメインにしたこちらのプレートは、ゴールドの部分にペンと転写紙の2つの方法を使った作品。黒、ピンク、ゴールドの3色でデザインされていますが、その3色それぞれに、濃淡やグラデーションなどの変化を持たせてあります。

リム部分は、薄ピンクの地にスクラッチ技法で白のラインを描き、さらにゴールドと黒、濃いめのピンクでツイード風の模様を。変化に富んだきらびやかさが自慢のプレートです。

繊細なラインで華奢に仕上げたスクエアリムプレート

Usakuma20180414
うさくまサロン

メインモチーフの女の子が存在感たっぷりに映えている作品です。リム全体に施された大理石模様の色味が淡く控えめなことがポイント。イラストのブラックが引き立ちます。

また、モチーフに重なるように書き込まれている文字のラインが大変繊細で美しいですね。
ゴールドペンで美しいラインを引くためには、器用さ以上に上絵の具や道具の準備が大切です。

道具の手入れの仕方や上絵の具の練り方ひとつで、作品の仕上がりがガラッと変わりますから、準備に関わる作業こそ、念入りに習得を目指してくださいね。

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今回はスクエアリムプレートをご紹介しました。耳付きトレーに続いて平らなプレートということもあり、皆さんデザインの自由度が増してきている印象がありますね。

この先には、今回学んだペンワークがメインになる課題も待ち構えていますから、ここでしっかりと技術を習得できるように、ペンワーク多めのデザインにトライするのもアリかもしれません♪

そのほか、デザイン集記事の一覧ページはこちらです!
>>>『【デザイン集】ポーセラーツインストラクター課題(目次)』

ポーセラーツインストラクターに関して、詳しくは以下の記事でご紹介しています。
是非ご参考になさってくださいね♪

>>>『ポーセラーツインストラクターのカリキュラム課題とは?』
>>>『ポーセラーツインストラクター資格とは』