ポーセラーツサロンの運営に、みなさんはどんなツールを役立てられていますか?
SNSをはじめとするインターネットツールは、サロン主宰者と生徒さんの双方にとって便利なツール。皆さんも活用されていますよね?
忙しいスケジュールの合間にも、時間や場所を問わず情報にアクセスできる利便性の高さが、評価されています。
そしてもうひとつ、忘れてはいけないのが「ショップカード」や「ポストカード」などのアナログツールです。
ポセナビでは以前、ショップカードについて、ご紹介したことがありました。
ショップカードのいいところは、名刺サイズというコンパクトさです。気楽に持ち歩けて、さっとお渡しできる小さなカードは、サロンの魅力をさりげなく伝えてくれる大きな味方になります。
さて今回は、もうひとつの大事なアナログツール、ポストカードにスポットライトを当ててみましょう。
目次
郵便で届くとやっぱり嬉しい!ポストカード
ショップカードとは違う、ポストカードの魅力のひとつが、郵送できるということ。
なかなかお会いする機会のない方にも、実物をお手元に届けられるのは嬉しいですよね。もちろん、受け取る側もその喜びは同じ。自宅の郵便受けに届いた自分宛てのはがきを見つけることは、誰にとっても心躍る瞬間です。
「このはがきを差し出してくれたあの方はお元気だろうか?」
受け取ったはがきを見るうちに、相手の笑顔が目に浮かび、声までも聞こえてくるような気がするのが「お手紙」の魔法です。
アナログツールってそんなに大事?
普段、SNSなどネット上で、サロン情報のやり取りや近況報告をしているお相手。そんな方とは、ショップカードやポストカードに載せた情報のほとんどを、すでに共有してしまっている場合も少なくありません。
「それなら、ネットだけで事足りるのでは?」
確かに、情報の発信だけを考えれば、ネット上でほとんどの情報を発信できます。
しかし、実際にはがきを受け取った時に生まれる感情は、ネット上のやり取りで生まれる感情とは全く別のもの。アナログツールは、お客様をサロンに連れてきてくれる心強い相棒になってくれるのです。
だれでもアクセスできる「情報」とは全く別の「メッセージ」で、お相手の心にアクセスしてみましょう♪
ポストカードには何を載せたら効果的?
ショップカードの特長がコンパクトなサイズ感であることに対し、ポストカードの特長は、情報をたくさん載せられること。よくショップカードに載せられている、サロン情報やQRコードなど、あらゆる情報すべてを網羅できます。
かといって、情報すべてを盛り込んでしまうと、大事な情報が伝わりにくくなります。では、どんなことをポストカードに載せると効果的なのか、用途別に考えてみましょう。
季節のお便りなら
年賀状をはじめとする季節のお便りに、ポストカードはピッタリのツール。暑中お見舞いやクリスマスカードだけでなく、季節ごとにポストカードを作っていらっしゃるサロン主宰者の方もいらっしゃるほどです。
ご挨拶には、SNSには書き込んでいないオリジナルな近況報告を。
御多忙でポーセラーツの時間をとりにくくなってしまった生徒さんや、卒業生など、そんな方たちに向けては、1dayレッスンやワークショップなどのイベント情報にささやかな割引チケットを添えて。ポストカードが届いた方だけのお得なキャンペーンなら、心に訴えかける力も抜群です。
作品展のご案内なら
サロンの作品展や外部の展覧会への出品など、たくさんのお客様に足をお運びいただきたいときには、ほぼ例外なく、みなさんポストカードを配られますね。
作品展の日時や場所、地図などは、お知らせはがきに必須の要素。そのほかお問い合わせ先や出品者情報などが主要な情報ですよね。これらが欠けては、お知らせの意味がなくなってしまいます。
また、そのはがきが、サロン主催の作品展のお知らせなら、それがどんな作品展なのか、どんな作品が集まっているのかなど、作品展の様子を想像できるような説明があると好ましいでしょう。
作品の写真を使ったデザインにするのなら、その作品展を象徴するような作品をチョイスするといいですね。
感謝の気持ちを伝えるなら
なにかの折に、ちょっとした感謝の気持ちを伝えたいとき。そんな時こそポストカードの出番です!
メールやSNSでその日のうちにお礼の気持ちを伝えることはもちろん、後日、改めてはがきを送れば、きっとあなたの気持ちは100%以上になってお相手の心に届くはず!
そんな時のために準備するポストカードには、ちょっと多めにフリーエリアを作りましょう。
サロン情報は、QRコードひとつにまとめるなどして控えめに。その代わり、フリーエリアには手書きで素直な気持ちをしたためて。スタイリッシュなスタンプやシールなどが映えるよう、ポストカード自体をシンプルなデザインにするのもおすすめです。
ポストカードのデザインで気を付けることは?
では、サロンのポストカードを作るとき、デザイン面ではどんなことを重視するとよいのでしょうか。
ご自身でデザインされる場合だけでなく、外部に発注する場合にもチェックポイントとなる部分はどんな点なのでしょう?
サロンらしさ
郵便受けからポストカードを手に取った瞬間、パッと見て誰から届いたか分かるのが理想!
「これ、誰からだろう……?」と思わせてしまっては残念ですね。
サロンのイメージとサイトやポストカードのイメージを同じように揃えて、様々な角度からサロンイメージを印象付けましょう。集客効果もアップしますよ!
分かりやすさ
お知らせはがきでは特に、間違いなく情報を伝えるということが最も大切です。
そのためには、伝えたい情報をしっかりと相手に届けるための工夫が必要ですね。期間限定のキャンペーン情報やイベント情報、作品展のご案内なら開催日時の記載は大きくはっきりと!
文字の書体や色にも気を付けて、メリハリのあるデザインを心がけましょう。
細かすぎると見にくい地図などは、あまり小さくせず、宛名面の下部に印刷するといいでしょう。
美しさ
ポストカードのデザインがキレイであるということは、それを受け取った時の感動を作る最大の要素です。内容を目にする前に、その美しさに驚きと感嘆が漏れるようなポストカードを作りたいものですね。
作品の写真を載せるなら作品の良さが伝わる写真をセレクト。作品以外のイメージカットを使うなら、サロンの雰囲気を存分に表現した写真を使うといいですね。
サロンのロゴマークやロゴタイプを活かすのもOK!細部まで気を配って仕上げましょう。
紙質も美しさの大事な要素!
ポストカードにとって「紙質」は、大事な価値の一部です。
デザインの良さに価値があるのは、ポストカードだけに言えることではありません。ブログやホームページなどのデジタルツールにおいても、デザイン性の高さは必要な要素です。
しかし、ポストカードなどのアナログツールがデジタルツールと決定的に違うのは、実際に手に取って触れる「もの」であるということ。
人間の触覚は、触れたものの感触や重さなどから、様々な感情を呼び起こします。
紙も、陶磁器と同じように、触れただけで上質なものはそれとわかりますし、逆にチープな素材であれば扱いも粗末にされてしまうもの。
予算は小さく抑えつつも、紙質にはこだわりたいものです。
例えば「TOLOT Card」で使われているのは厚手の高級マット紙。高品質な印刷はもちろんですし、印刷面に水性ペンによる書き込みが可能なのです。
年賀状として使うなら特にチャンス。光沢写真仕上げの年賀状が多い中で、ひと味違う質感と手触りで、サロンのセンスをアピールできます。
カレンダーという作戦も!
アナログツールとして代表的なショップカードやポストカード。すでに活用されているという主宰者の方にはカレンダーがオススメ!
季節を楽しめる12枚の写真で、1年間ずっと、サロンの存在を感じていただきましょう!
早速、オリジナルのポストカードやカレンダーを作成して、アナログツールの持つ力を是非実感してみてくださいね!