春は「和」の季節。金継ぎ風転写紙で日本の美しさをポーセラーツに



そろそろ、梅の花の美しい季節がやってきます。そして桃の節句、お花見……冬~春にかけては、「和」を感じるイベントの多い時期ですよね。

本日は、京都府・京都市伏見区のサロン「mani」から、春の訪れにピッタリな金継ぎ風作品をご紹介します!京都らしい、はんなりとした美しさをご堪能ください♪

手描き不要!転写紙でラクラク金継ぎ

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こちらは、maniのshino先生がお作りになったプレートです。今流行のくすみカラーを上手に取り入れていらっしゃいます。落ち着いた大人の魅力あふれる作品ですね。
金の枠の中に色をつけていくことで、モザイクアート風に仕上がっています。

バランスを取るのが難しそうな、金色のライン。こちら実は手描きではなく、金継ぎ風転写紙を使用しているのです!

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金継ぎ風転写紙

この転写紙を使用すれば、金継ぎの独特なラインを簡単に表現できます!

金継ぎ風転写紙は単色の線画なので、組み合わせ次第で様々な表情に。
アウトライン転写紙のように使用でき、アイディア次第で多様なデザインに対応できます。

濃い色と組み合わせて、コントラストを楽しむもよし。複数の作品に使って、ワントーンで統一感を出すもよし。
どのような色・絵柄と組み合わせるかは、あなたのセンス次第です♪

金継ぎとは

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金継ぎとは、陶磁器の割れや欠け、ヒビが入った部分を漆で接着し、金属粉で装飾する技法のこと。実は、接着剤は漆!金ではないのです。ご存でしたか?

金継ぎは、壊れてしまった部分に装飾を施すことで、新たな魅力を持たせ進化させるアート。物を大切に扱う、日本人ならではの発想から生まれた工芸です。

色使いが美しい!mani作品集

maniの作品は、ハイセンスな色使い絵柄・素材の組み合わせに特徴があります。ここからは、maniの素敵な作品をご紹介していきます♪

金彩×小花柄の和食器

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継ぎ目を曲線にしているところが、この作品のポイント!白のお皿には、あえて金を施さない抜け感も大切ですね。

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お揃いの豆皿も可愛らしい♪気に入った絵柄でお揃いを簡単に作れるのは、やはりポーセラーツの大きな魅力ですよね。

夏のボタニカル柄×異素材の調和

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ボタニカル柄と、籐のカゴ風絵柄の相性が素晴らしいですね!全く異なる絵柄ですが、それぞれの転写紙のタッチ感・トーンが似ていることを活かし、セット商品のように仕上げています。

一番下には、本物の木製プレートが。異素材を上手に組み合わせる、shino先生のセンスの高さがうかがえますね!

フリーハンドでフラワーを手描き

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製作途中の様子ではありますが、コチラの花柄プレートは、完全にフリーハンドで描かれています!

よく見ると、向かって右側は赤やオレンジなど鮮やかな色、左側には少し水色を混ぜた淡い色、左右で異なる色が使われているのです。こういった工夫が、オリジナリティ溢れる作風に繋がりますね♪完成が楽しみです。

パステル調のカラフルゼリージュ

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パステルカラー調の淡い色が可愛らしい♪ゼリージュ盛りは手描きであり、作者の感性がダイレクトに表れます。shino先生の色彩感覚のレベルの高さがわかる作品ですね!

先程ご紹介した木製プレートとの異素材組み合わせにも繋がってきますが、shino先生は作品の雰囲気に合わせて、写真の背景・シーンを厳選されています。
作品の良さが際立つよう、背景や小物に手を抜かず、細部までこだわり抜いているのです。見習いたいですよね!

maniのブログInstagramには、他にも参考になる作品が沢山紹介されています。是非チェックしてみてください♪